古代ローマのオーガスタ皇
帝は、皇后との夫婦仲がきわ
めてむつまじく、家庭において
はすべてが皇后のいうがままで、
すこしも逆らうことがなかった
そうだ。やさしくて、善良な夫
だったわけだが、
もとより、皇帝は恐妻家ではなく、
皇后はカカア天下式に夫を支配
したわけではない。
にもかかわらず、夫を「自由自在
にあやつる」というふうであった。
皇后には夫を支配する意図など、
カケラほどもなかったのだ。
反対に従順であることのみ努めて
いた。その徳へのリアクションと
して、夫のほうも、従順になった、
ということであった。
つまり、夫の姿は、彼女のそれの
“写し”であったわけである。
もしこの皇后が支配欲の強い女性
で、“女上位”式に皇帝を支配しよ
うとしたのであったら、
夫はこれの“写し”となって夫婦
仲にヒビが入り・・・ということ
になったはずである。
つまり、この皇后は、「やさしい夫
をもつ」という妻の幸福、女のしあ
わせを、自分で創りだしたわけで
ある。
こういう男と縁を結んだことが幸運
・・・というだけのことだけでは
なかったのだ。
やはり、モンテーニュがいったよ
うに、夫は妻にとって(その逆も
また)人生の材料にすぎず、
これに彫刻をしてゆくのは自分
自信である。
幸福を刻むのも自分、不幸を彫る
のもまた自分なのだ。
人生において「自分が効く領域」
は、常識で思うよりはるか以上
に大きいようだ。
金 K18 ¥3790
プラチナPT950 ¥2880
【買取値】
※店オープン中
佐久市野沢93番地十二町
ケヤキの木の真向かい
アーケード十二町側
~ヤナギダ~
☎0267-62-0220
帝は、皇后との夫婦仲がきわ
めてむつまじく、家庭において
はすべてが皇后のいうがままで、
すこしも逆らうことがなかった
そうだ。やさしくて、善良な夫
だったわけだが、
もとより、皇帝は恐妻家ではなく、
皇后はカカア天下式に夫を支配
したわけではない。
にもかかわらず、夫を「自由自在
にあやつる」というふうであった。
皇后には夫を支配する意図など、
カケラほどもなかったのだ。
反対に従順であることのみ努めて
いた。その徳へのリアクションと
して、夫のほうも、従順になった、
ということであった。
つまり、夫の姿は、彼女のそれの
“写し”であったわけである。
もしこの皇后が支配欲の強い女性
で、“女上位”式に皇帝を支配しよ
うとしたのであったら、
夫はこれの“写し”となって夫婦
仲にヒビが入り・・・ということ
になったはずである。
つまり、この皇后は、「やさしい夫
をもつ」という妻の幸福、女のしあ
わせを、自分で創りだしたわけで
ある。
こういう男と縁を結んだことが幸運
・・・というだけのことだけでは
なかったのだ。
やはり、モンテーニュがいったよ
うに、夫は妻にとって(その逆も
また)人生の材料にすぎず、
これに彫刻をしてゆくのは自分
自信である。
幸福を刻むのも自分、不幸を彫る
のもまた自分なのだ。
人生において「自分が効く領域」
は、常識で思うよりはるか以上
に大きいようだ。
金 K18 ¥3790
プラチナPT950 ¥2880
【買取値】
※店オープン中
佐久市野沢93番地十二町
ケヤキの木の真向かい
アーケード十二町側
~ヤナギダ~
☎0267-62-0220