佐久市 ヤナギダ 趣味の店

長野県佐久市野沢93番地
ヤナギダ☎0267-62-0220

急流

2021-10-03 17:35:10 | 日記
太宰治に、こんな戯文がある。

「秋は、ずるい悪魔だ、夏の
うちに
全部、こつそり忍び込んでき
て支度度をととのへ、

せせら笑ってしゃがんでいる。
秋は根強いくせ者である」


これは、徒然草を下敷きにし
たのではないか、


「春暮れて後、夏になり、夏果
てて、秋の来るにはあらず。

春はやがて夏の気をもよほし、
夏より既に秋はかよひ、

秋は則ち寒くなり、十月は小春
の天気、草も青くなり、梅もつ
ぼみぬ」と徒然草にある。


いずれにせよ文章は、ただ
季節を語っているわけではない。
「すべて物事は潮あいを計るこ
とが大切だ。


たとえば交代劇の季節の変化が
非情に速いように、

実は、人の世の大事にしても
変化する時は急流のように激しい。
だまされてはいけませんよ」と
教えるのである。


ちょうど夏から秋への交代劇は、
日本を取り巻く国際情勢が動き
だした。

およそ一年前は想像もできなか
った程の変化の激しさであり、
まさしく急流をみる思いだ。


ダマされないように世界情勢の
季節の推移を見ていきたい。
そしてむろん、
次に来るのは平和でさわやかな
実りの秋であってほしい。


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「米の味」

2021-10-03 17:19:18 | 日記
出張先がたまたま有名な米ど
ころで、駅前の食堂で食べた
米のうまさに驚いたことがある。

こんなにコメはうまいものなの
か、と思った。

かくべつ舌に自信があるほうで
はないから、その町の米屋で米を
みやげに買って帰って、友人にも

わけて食べてみてもらった。

うまいもの好きの友人が、やはり、
驚いていた。香り、味、色つや。

炊きあがった米粒が、ひと粒ひと粒
ぴんと立っているのだった。かみ
しめながら考えた。

これは、どういうことなのか。

よく、昔の米はうまかった、という。
味の記憶はたよりない。米の専門家
にたしかめてみた。

試験場で昔のままの肥料で、全く今の
農薬を使わない米を作っている。

それが、食べくらべてみると、今日の
米どころの最上の米より、はるかに
うまい。

ひと口ふくんで、昔の米の格段の味の
よさがわかる、という話であった。

もしその通りだとすると、舌が馬鹿
になってしまったらしいのは都会の
人だけではない、ということになる。

米どころの農民は、それに気づいて
いるのか、どうか。

すべては時の流れであるかも知れない
けれど、米の国の味のふるさとが
荒れていくのを見るのはかなしい。




金 K18   ¥4750
プラチナPT950 ¥3260
【買取値】

佐久市野沢93番地十二町
ケヤキの木の真向かい
アーケード十二町側
  ~ヤナギダ~
☎0267-62-0220



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今を生きる

2021-10-03 17:16:42 | 日記
『過去はいつでも過去より
美しい、

過去が美しいのは、過去
がそこにないから・・・・。』

まだ若いのに、小学校の頃
の懐かしい思い出ばかりを
夢に見たり、

学生時代にはやった音楽ば
かり聞いたり、

つらい現実を乗り切るため、
過去の思い出に浸る人は
健康な証拠。

でも、やはり過去は過去。
どんなに美しくても造花が
生花にならないように、
懐かしい過去に戻ることは、
もうないのです。

あなたの手元にあり、それ
をあなたの手で幸にも
不幸にも変えていけるのは、
まさに「今」なのです。





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佐久市野沢93番地十二町
ケヤキの木の真向かい
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『そば屋の客のたのしみ』

2021-10-03 17:11:30 | 日記
心如水。こころみずのごとし。

はたちそこそこの若さで没した
非運の将軍、十四代徳川家茂が
好んでこの言葉を書にしたため
た。

ソバ屋でよりよく憩うための
極意は、この心如水にある。

駅ソバだろうと名店の絶品だろう
と、きちんと味わう。これこそが、
客にとっての極楽であり、

同時に、店の雰囲気をうるおす
空気になって、それがめぐって
店への恩返しとなる。

小諸駅構内には、そんな景色が
昔あった。

ソバの薫りは繊細だ。そば屋で
は、きつく匂う話題は避けたい。

なま臭い色恋の修羅話、うさん
臭い商談、キナ臭い口論は、禁煙
席より徹底して廃すべきだ。

店に行ったら、つとめて自然体
で背景に溶け込む。そこから、
じわじわ憩いが醸し出される。

憩うとは、結局、シンクロナイズ
である。ソバ屋は、個々のバイオ
リズムにぴったり対応できるほど、
充分な数があり多彩だ。

持ち駒は多ければ多いほど、町ぐら
しのフットワークは軽やかになる。

ソバ屋は、すこぶる頼れるピットイン
になる。



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『挨拶美』

2021-10-03 12:07:44 | 日記
ごきげんよう。


お早うございます。
こんにちは、
こんばんは、

こんな短い言葉の中に、
真心を込められる人は
素敵だ。

繰り返しそれを聞きたいし、
また何度でも会いたいとも思う。

面子や立場にこだわらず、さり気
なく優しい言葉を掛けられる人は、
人間としてスケールが大きいのだ
と思う。

挨拶をするということは、ナマー
以上に、お互いに優しさと思い
やりを掛けあうことに他ならない。

挨拶美人は人に好かれる。
そう、
これは絶対間違いない。


YouTube
Endless Game - 山下達郎

https://www.youtube.com/watch?v=lQqhTWmQfV4




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『旅人』

2021-10-03 12:02:13 | 日記
彼は去年、ある願をかけて回り、
それがかなったので、今回は
お礼参りをしているという。

逆参りといって、愛媛を出発
して徳島に着くというコース
だ。逆参りは、道順などわか
りにくい。旅慣れた人なのだ
ろう。

「今日で一ヶ月半ぐらいになる
んかなあ。あともう少しやね。
四国の山の中を歩いていると、
自然と音しかせえへんから、
それが、ええんです」

お遍路さんには、人々がこと
さら親切にしてくれるので、
旅もしやすいという。二十七
歳になるという若者に、職業
を尋ねると、
「旅人です」と言って笑った

“旅人の荷物のなかに
「心」という軽くて重いものを見ており“

YouTube
BILL EVANS "Danny Boy" (Londonderry Air) Piano solo
https://www.youtube.com/watch?v=X5Sg0WGy9YA



金 K18   ¥4750
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佐久市野沢93番地十二町
ケヤキの木の真向かい
アーケード十二町側
  ~ヤナギダ~
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ふたりになって、ひとりの時間を作った。仲よくするのは、時々がいい。

2021-10-03 12:02:13 | 日記
はじまりと思いたい
けれど

おしまいとなるかも
しれぬ夜を抱かれる

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がんばる手に“ありがとう”

2021-10-03 11:56:43 | 日記
仕事や新ウイルスを防ぐ
誇りが、顔よりも表われ
ていました。

運ぶ。切る。押す。拭く。
結ぶ。たたむ。
仕事のほとんどは、手で
始まり、手で終わる。

考えてみると、手のひと
つひとつの動作が、
仕事をささえているので
すね。

まいにち、まいにち。
だから、そんな手をもっと
大切にしてほしい。
いたわってほしい。

がんばる手に、もっと
感謝を。



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佐久市野沢93番地十二町
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