道元禅師は、「霧の中を行けば、
覚えず衣湿る」という一言を残し
ている。
霧の中を歩いていると、濡れると
もなく濡れぬともなく、知らず
知らずのうちに、衣服が湿って
しまい重くなっていきます。
人生もまたそれと同じだと言う
のです。
どんな仕事をしているか、どんな
ことに日頃触れているか、日頃ど
んな人と付き合っているか・・・。
それが、いつしかその人の身にしみ
ついてしまうのです。
美しいもの、清らかなことに触れて
いると、だんだんと自分も、ほんの
少しずつですが心豊かになっていき
ます。
逆もまたしかりです。
いつからそうなったのかは、わかり
ません。
急に、そうなったものでもありません。
いつの間にか、知らず知らずのうちに
身につけていくから、実は最も恐いと
言えます。
そして、本当の霧は、私どもの心の内
にあると思います。日頃、何を思い続け
ているか、何を善しとして物事を判断
しているか。
それこそが、私たちをしっとりと湿らせ
続ける霧ではないでしょうか?
覚えず衣湿る」という一言を残し
ている。
霧の中を歩いていると、濡れると
もなく濡れぬともなく、知らず
知らずのうちに、衣服が湿って
しまい重くなっていきます。
人生もまたそれと同じだと言う
のです。
どんな仕事をしているか、どんな
ことに日頃触れているか、日頃ど
んな人と付き合っているか・・・。
それが、いつしかその人の身にしみ
ついてしまうのです。
美しいもの、清らかなことに触れて
いると、だんだんと自分も、ほんの
少しずつですが心豊かになっていき
ます。
逆もまたしかりです。
いつからそうなったのかは、わかり
ません。
急に、そうなったものでもありません。
いつの間にか、知らず知らずのうちに
身につけていくから、実は最も恐いと
言えます。
そして、本当の霧は、私どもの心の内
にあると思います。日頃、何を思い続け
ているか、何を善しとして物事を判断
しているか。
それこそが、私たちをしっとりと湿らせ
続ける霧ではないでしょうか?