烏丸と鮮卑 2019-02-19 | 有史以前の倭国 東夷と並んで『魏志』に録された烏丸と鮮卑について軽く触れておくと、かつて秦末から前漢初期にかけて、支那大陸の北の平原に強大な勢力を張っていたのは、漢帝国にとって最大の外敵でもある匈奴でした。やがて漢の武帝が匈奴を駆逐し、北の国境はやや平穏になったものの、漢帝国が総督を派遣して匈奴の放牧地を支配した訳ではないので、依然として匈奴が遊牧民の中では最大の脅威であることに変りはありませんでした。やがて帝室 . . . 本文を読む