異国伝の風景 2019-02-16 | 有史以前の倭国 『魏志』や『後漢書』の東夷伝のように、史書の中に異国の伝を設けるというのは、始め司馬遷が『史記』を著述するに当って示した手法であり、続く『漢書』がこの形式を引き継いだことで、以後の国史もこれを踏襲して行くことになりました。ここで『史記』から『後漢書』までの各史書に収められた異国(異人)伝を見てみると、巻数も含めて次のようになっています。但し『後漢書』の場合、東夷伝は専ら『魏志』からの引用です。また . . . 本文を読む