後漢書と范曄 2019-02-12 | 有史以前の倭国 西晋から東晋の時代に掛けて、『東観漢記』の記録を原典として、後漢の一代史を再編しようという試みが数多く為され、確認できるだけでも七種の『後漢書』が作成されており、『続漢書』や『後漢紀』など書名の異なるものも含めれば、その数は更に多くなります。范曄の『後漢書』もそうした流れの中で成立した訳ですが、その完成度の高さから次第に好評を得て、晋代までに発刊された他の後漢書が淘汰されて行く中で、宋代という最も . . . 本文を読む