賽の河原とバベルの塔

　賽の河原で石を積む。すると鬼がやって来て崩してしまう。
それでも何度も何度も積みなおす。悲しいひとの性はいつまでも続く。

バベルの塔、人間が高い塔を作って天の怒りを買い落雷で塔は
破壊されて地面に落ちて生き残った人間たちは言語が異なってしまい
意思疎通が出来なくなる。

だが、これはあまりに大きな規模で塔を建てる為に各地から人を
集めて当然区域ごとに担当を与えたのが原因と察する。
実際に落雷だったのか地震だったのかは定かではないが、建物が
崩れ去りごちゃ混ぜに転落した人間は地域が異なった同士も
混在して言葉が通じない。

傲り高ぶる人間はそれでも高く積む行為を止めない。

何やら気持ちの悪い空気に包まれている状況は日本だけでは
無いらしい。