「移ろう日々」
過ぎ行く時の移ろいを
感じる空に鰯雲
焼ける太陽残りて暑く
肌焼く中に秋の気配か
朝風涼し快き
鈍感なるや我を見て
萩の花そよいで告げる
迫り来る秋の足音!
「草花は 季節支度 虫が鳴く」
「移ろう日々」
過ぎ行く時の移ろいを
感じる空に鰯雲
焼ける太陽残りて暑く
肌焼く中に秋の気配か
朝風涼し快き
鈍感なるや我を見て
萩の花そよいで告げる
迫り来る秋の足音!
「草花は 季節支度 虫が鳴く」
「過ぎし日々」
霧に隠れて霞み見る
思い出だけが振り向いて
青い空星輝く夜
戯れ遊ぶ二人を観ていた
戻れるのならあの時の
貴女の笑顔笑い声
もう一度聞かせてと
流れる風に問いかけて
瞳を閉じて呼びかける
貴女の心に
貴女の瞳に
もう一度逢わせてと
優しい風に強い風に
何時も問う日々過ぎ去りて
貴女への叶わぬ涙
隠して想う!
「風の音 囁く貴女偲び泣く 姿は星に 野菊に偲ぶ」
「一人発つ」
何時か晴れると
曇る空見て呟く声は
いつも貴女の独り言
何かを求め仰ぎ見る宙
何処へ飛び立つ
方向見えずじっと待つ
瞳向う遥か彼方へ
空に光が見えた時
私の心超えて飛び立つ
青き空へと夜空に光る
星を求めて駆け昇る!
「暖かき 温もり捨てて発つ時は 大空青く 風が舞う」
「君の故郷」
故郷訪ね降り立つ駅に
姿求めて歩き見る
貴女の心に触れたくて
面影を追う
今は合えぬ人よ
せめて一緒にこの道を
肩並べ歩く夢儚く散って
何時も語っていた
君の故郷に一人立つ
人々の笑顔に君重ね
募る恋しさよ
何故に何故に
儚く消えた若き命と
せめてこの胸に
君の故郷姿を
心に刻み忘れはしない
虚しさ消し去り楽しい思い出
君の笑顔を残したい
何時何時までもこの胸に!
「訪ね行く 古き町並み城下町 朝顔並びて 優しさにふれ」
「熱き思いに」
熱き太陽照り返し
隠れた涙乾き出る
貴方の匂い入り込むと
夏の太陽隠した心
激しく燃やす我が身なれ
熱い心に包まれて
燃える私を知るは誰
夏の恋灼熱なるや
未だ冷めず思い募る夜!
「君待つは 熱き声呼ぶ 野の虫や」