サロン経営の羅針盤

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連載・サロンの朝礼365話。

2018-09-05 10:49:41 | 日記


1),動機づけを促す朝礼の進め方。

活気のあるサロンにするには、スタッフ各人が自主的に行動したくなるような経営のシステムにすることです。ここを疎かにして「活き活きサロン」は実現しません。
◎「やらされている」と感じている仕事と、
◎「自主的にやっている」仕事とでは、どちらの方が楽しいか。

本気になって仕事に取り組むためには、自分から目標を設定し、自分で「決めること」が大切です。それによって、「自分の仕事である」という意識が生まれ、「知恵を込めて仕事に取り組む心構え」が生まれます。

自主的・主体的に行動をするには、行動に対する「動機づけ」が不可欠です。つまり、「行動の価値」を見つけることから始まります。まず「自分にとって必要なことは何か」を確認することが大切です。
  「動機づけ」の強化を促すには様々な機会がありますが、その一つに「朝礼の場」があります。ここで「朝礼の進め方」について述べます。

◆動機づけを促す朝礼の進め方。
先ず、「朝礼の目的」を理解しなければなりません。
朝礼は、単なる連絡事項の確認をする場ではありません。
1,スタッフ全員のやる気・動機づけを促す場です。
2,朝礼は、スタッフ教育の場でもあります。
3,同時に、メンバーのコミュニケーションを高める場です。
一日のスタートを価値あるものにするために、ここで自店の朝礼内容を振り返りチェックしましょう。

◆元気が出る朝礼のメリット
1. 「仕事の始まり」ということで、公私のけじめをつける。
2. 明るく元気に仕事に向かうことで、仕事への意欲を高める。
3. 各スタッフが、今日の予定を確認し合い、帰属意識を高める。
4. 目標を確認することで、スタッフ同士の意思統一を図る。
5. 役割を再確認することで、メンバーの意欲を高める。
6. 個人の一日の行動を明確にすることで、やる気を引き出す。
7. 簡潔明瞭なスピーチ力で、コミュニケーション力を高める。
8. スピーチ内容を事前に用意することで、学習意欲を高める。
スタッフ全員が、サロンのビジョン・理念、及び役割を確認することから始まります。朝礼は一日の始まりです。個人に対しての「注意・指摘」は全体のムードを壊し士気を下げるので、言葉の使い方に注意しましょう。

◆朝礼の注意点。
◎スピードを持って短時間で行う。15分程度。
◎朝礼中の電話対応係を決定しておく。
◎慣れ防止のために、定期的に変化をつけて工夫する。
  以上が朝礼の留意事項です。 明日に続きます。