今回は先日完成させた「タナカSTUDIO ゴジラ2000デザインバージョン」の紹介をしたいと思います
このキットは、ゴジラ2000のポスターに載っているデザイン画のシルエットを、キンゴジベースで立体化されたものになります。
このポスターですね!
ではキットを見ていきます。
届いた時にはワクワクしてすぐに開封してしまいました。
かっちょいい作例写真。
パーツ達。
タナカさんのキットは、1番大きなパーツである胴体が中空成型になっています。
やっぱりレジンって重いものなので、塗る時に片手で持ってエアブラシ、というのがなかなか大変なんですよね…
もちろん尻尾や足はレジンなので、組み上げるとそれなりに重いですが、少しでも軽くして頂けるというのはやっぱりありがたいです。
で、いつも通りご機嫌クリーナーで洗浄してから軸打ち・組み立て。
今回は背ビレまで一気に組み立ててパテ埋めです。
背ビレはつけずに塗る時もあるんですが、今回は全体的な雰囲気を大事にしたい塗りなので、最初から全部つけます。
逆に頭部は塗るのが大変な部分なので、まだつけず、同時並行で進めます。
そしてサフ吹きです。
ベランダに新聞紙を敷いて。あんまり汚すと親に怒鳴られるので慎重にです。
今回使ったのは造形村GKクリーナーの黒と透明。
プライマー配合なので、特に黒のやつはサーフェイサー・プライマー・下地塗装までの工程を1回で終わらせてくれるので非常に優秀でした。
では、塗装に入ります。
はい、頭と背ビレと爪だいたい終わりました。
すっ飛ばし過ぎだろ!!!
と思う人もいると思いますが、すいませんzoom会話しながら塗ってたから全く過程撮ってませんでした…。
ちなみに今回はシン・ゴジラのような体内の内側から発光するような塗装を目指してます。
簡単に言うとシンゴジ熱線カラーのミレゴジ版です。
内側からぼんやりとする感じで…
工程としては白で下地を作り、クリアイエロー→メタルイエロー→クリアオレンジ→クリアレッド→蛍光レッド→レッドという感じで、重ね過ぎたとこにまた白を吹いて、イエローを吹いて…と言う感じです。
自分で言ってて面倒臭いですね。
でも塗り出すと意外と手が進むんですよね。ほれだけ熱中してるんでしょうけど。
この状態、背中の横の部分がメタリック調なのが良くないですね。
全然統一感がなく、発光感も薄れさせてしまいます。
というわけで、塗り替えました↓
やはり横の部分もマットな質感になったことで統一感出ましたね。
もともと自分はメタリックを敷いて、上からクリアカラーなどでギラギラした雰囲気を出させる塗装が好きなのですが、今回はそれに頼らないでやってみようというのがコンセプトです。
ちなみにミレゴジの発光って、劇中だと内側が赤くて外側にかけて光るんですよね。
まあシンゴジ以外のほとんどのゴジラがそうなんですが。
ただ、今回はあえてその逆をやってみたいなと。
中から燃えるような「炎」のミレゴジです。
この時点でも結構良いのですが、写真を見返してると微妙な点が…
これです↑
よく見ると、背中から尻尾にかけて黄色の部分が広過ぎです。
内側が明るいので、もっと黄色の範囲は少なくて良いのです。
というわけで塗り替え。
赤い部分が増え、明るい部分が背中の中央側に寄ったことで、発光感が増しました。
こういうのは手元で塗ってる時じゃ見えないので、写真とか撮ってよく見直すのも大事ですね…
さて、次は体の部分です。
タナカさんの原型が、キンゴジの要素を入れてるということで、キンゴジに寄せた色にしてみようと。
参考に、以前エクスプラスから出た大山キンゴジを眺めます。
結構完成品ソフビは手放して来ましたがこれは未だに手放せません。
そしてこうなりました。
キンゴジの緑色の体色をベースに、所々にミレゴジの青味のある色を入れ、キンゴジらしい汚れた雰囲気を出してみました。
目もグラデーションを入れて赤く。
実は口内も発光しているイメージで塗っているのですが、ちょっとわかりづらいですね…。
まあ格好良いからヨシ!!
下半身はかなりキンゴジ体型なので、この色も結構似合ってくれてます。
ゴツゴツした体表なので、汚しも映えますね!
ホッ…。
後はつや消しトップコートを吹いて完成です。
それでは、改めて、「タナカSTUDIO ゴジラ2000 デザインバージョン」の完成写真です。
実はアクセントで首の横のトゲには黄色と赤のグラデーションを入れて見たんですが、結構キマっていて気に入ってます。
似たような角度の写真が多い!!!
すいません、まだブログ書くのに慣れておらず、パソコンでポチポチとやってたら順番とかも適当になっちゃいました。
まあ大体載せられてるしいっか。
…ちょっと背ビレ部分、編集で豪華にしてない?
そう思う人もいるでしょう。もちろんその通りです。
だって編集してカッチョ良く出来るならそりゃカッチョ良くするに決まってるじゃん!!!
まあそんな戯言は置いといて、加工なしのも見るとしましょう。
比較用に、以前同じタナカSTUDIO様から出ていた、ゴジラ2000ポスターバージョンと並べてみました。
こちらは生頼さんのポスターをイメージとしたもので、イケメンなんですよね。
普通の畳の部屋に、普通に置いた感じです。編集とかも一切なしの写真です↓
こうやって見ると、体の横幅の違いに驚かされます。さすがキンゴジベース。
同じ原型師さんが同じゴジラを作ってここまで違うというのも面白いですよね。
後ろに回すと…。おっ!ちゃんと光ってみえるじゃん!!
明るい部屋でこのぐらい発光感あるので、暗めのとことかに置くと凄く良さそうだな。
タナカさんのキットは、センス抜群の御本人のアレンジが入ってる物が多く、こちらも自由に塗ることが出来て毎回楽しませてもらってます。
比較は以上。
いや〜、以前のミレゴジが綺麗めの雰囲気だったのに対し、今回は対極的な雰囲気が出せたのが良かったです。
ちなみに部屋の机でライトを当ててみると…
光る!!!!
いえーい!光って見えます!大成功!
ポンと机に置いたままでも、やっぱり背中の発色が良いので凄く目を引きます。
机の上が汚いのは無視してください。
何の編集もせず写真を撮ってこれなので、やっぱり良いなあと。
(なめこさんにいつか撮ってもらいたいなあ…)
目標としていた、メタリックに頼らない発光感というのは達成出来たんじゃないかと。
いつも通り、やり始めた時はドキドキしていたのですが、上手く出来てホッとしています…
普通に塗れば良いんですが、毎回新しいことをやらないと気が済まない性格のようで…困ったものです。
まあ、とにかく自分で納得できる形に持っていけたことに達成感を感じつつ…またキットを塗るとしましょう。
次は雲斎さんの逆ゴジにするか、キャラグミンのフェイトにするか…悩みますね。
常に作品を作っていらっしゃる周りの方々のおかげでモチベを保てていることもあり、本当にいい環境に身を置いているなと感じます。
これからも頑張るぞー!
という訳で、今回はこのぐらいで失礼させて頂きます。
熱線吐く寸前!
そのように見えてると分かって嬉しいです!