祇園精舎、兵(つわもの)どもが夢の跡、ただ春の夢の如し。
なんちゃって時代がありました。
1996(平成8)年11月18日放送のテレビドラマ。暇つぶしの映画。
バブルが弾けて苦境に悩んだ時代がテーマ。今から29年前。
苦難時代の巷の状況。
◆都市銀行大手の三菱銀行と東京銀行は対等合併。
不動産融資が不良債権悪化で兵庫銀行と木津信用組合は
自主再建が困難と判断して破たん処理。
◆阪和銀行(本店・和歌山市)に業務停止命令。
◆三洋証券が、バブル時代の過剰投資の影響で経営が悪化で
会社更生法の適用申請。
◆巨額の不良債権を抱え、北海道拓殖銀行が破綻。
◆山一証券が自主廃業。「飛ばし」による簿外債務の発覚や
資金調達難が引き金。「社員は悪くございません」
◆日本長期信用銀行が3400億円の債務超過に陥り破たん。
財務内容が悪化、日本債券信用銀行に対し金融再生法を適用。
◆第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀行が事業統合。
競争に生き残るためには再編し。総資産の合計は140兆円
の世界最大の金融グループの誕生。
◆住友銀行とさくら銀行が合併。世界第2位の巨大銀行となった。
◆1993年10月の有効求人倍率は0.67倍。完全失業率も2.7%。
失業者は全国で176万人にのぼった。
深刻な不況で、就職先が決まっていない学生が増加。
◆米国のサブプライム問題に端を発する世界的な金融不安。
米証券大手リーマン・ブラザーズが破綻。リーマンショック。
最近の若者はどう考えているのでしょうか?
もはや高学歴に魅力を感じていないのか?4月病の退職者が
増加しているのでしょうか?色々と問題がありそうです。