「落花生種まき数の違いによる収穫量の変化」
1粒蒔き?2粒蒔き?
2022年9月15日
【始めに】
本レポートは、落花生の種の蒔き方(1粒蒔きか、2粒蒔きか)の違いによる収穫量の変化をまとめたものである。実験対象物は、無作為に1点のみ行っているため、実験対象物が極めて少ないので信憑性に欠けるところがある。また、記述内容は全て個人的見解であり注意が必要である。m(_ _)m
【用語(生育状態)の説明】
種は、1畝(1m幅)2条の場所に、30cm間隔でまいている。
1粒蒔きとは:蒔く箇所に 1粒/箇所 蒔く
2粒蒔きとは:蒔く箇所に 2粒/箇所 蒔く(2粒の間隔は3cm前後)
注)同一面積での収穫量の比較のため、比較対象物は
1粒蒔き:1株収穫 = 2粒蒔き:2株収穫
とする。
本実験の成長過程は、下記URLを参照すると理解できる。
【実験に至る経緯】
某出版社の家庭菜園本の記述内容通りに「落花生種まき数は、2粒蒔き」を実行していたが、2022年4月の種まき作業最中に畑仲間の大先輩の一言を聞いたことが転機となった。
種まき作業が3畝目にさしかかったときに大先輩がお見えになって一言「種は、1粒蒔きだよ!」「収穫量は、変わらないよ!」
興味津々で、4畝目と5畝目は、1粒蒔きにすることとなった。
【実験の前提条件】
1.環境は同じ
自然環境、土壌、生育作業、…… (蒔き方の違い以外は全て同じ)
2.蒔き方の違い
蒔く箇所に、1粒蒔くか2粒蒔くかの違いのみ
写真、手前3畝が2粒蒔きで、奥2畝が1粒蒔きとなる。環境は全て同じ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/74/6e27f71509538f042e0a644a2fc2e787.jpg)
【実験結果】
1.収穫物の生育状態の比較
サンプルとして適当と思われるそれぞれ1箇所を決めて
・1粒蒔き:1株収穫(写真左側1株)
・2粒蒔き:2株収穫(写真右側で2株あり)
した。
サンプル数が1つなので信憑性の問題はあるが、此処で確実なことは、1粒蒔きの方が「全体的に実が一回り大きく、殻がしっかりしていた。」殻全体に出来る表面突起もしっかりしている。(ゴツゴツしている)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/27/f6e97a6f89a95e5d2ba672cb09b4f883.jpg)
2.生育状態の比較
株の大きさは明らかに左側の方が大きく、成長が良いことが判る。
・1粒蒔き:1株収穫(写真左側1株)
・2粒蒔き:2株収穫(写真右側で2株あり)
実を収穫した後の写真
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/e3/129646e92c84bceac9542178e93d00c8.jpg)
3.実の収穫量の比較
ほとんど差はなかった。サンプルが1つなので本結果は一概に言えないところがある。
・1粒蒔き:1株収穫(写真左側1株)で72個
・2粒蒔き:2株収穫(写真右側で2株あり)で69個
今となって、質量を量れば良かったと思った。1粒蒔きの方が実が大きい分、質量に差が出ていたと思われる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/2d/c970d923163973b2499f62680ffebcc1.jpg)
【まとめ】
判った事
(1)実の生長に違いが出た
1粒蒔きの方が、収穫した実が一回り大きく育っていた。
(2)株の生長に違いが出た
1粒蒔きの方が背丈が大きく育った。
(3)収穫数は同程度
収穫した実の数は同程度だった。
以上により、収穫量は1粒蒔きの方が多くなることが判った。
【来期からの種まき方針】
実験結果により、来期からは落花生の蒔き方は「1粒蒔き」とする。
*あくまでも全ての記述は私個人の見解である。