生姜を小出しに出せる保存方法
2024/1/14
生姜の保存方法として”地上で保存する方法”で成功したためしがない。種生姜として地中に埋めて冬越しをしているが、食べる生姜はどうするかと考えてしまう。必要な時に簡単に手に取ることが出来る保存方法を今回試してみた。
本「保存の仕方」は、神奈川県西部地区(例年最低気温0°C程度)に置いて個人的に実績を評価した上で記述した物で、地域、異常気象などを鑑みる必要があります。(住んでいる環境・標高・北緯・地形を考慮する必要があります。)
また、記述内容は全て個人的見解であり注意が必要である。m(_ _)m
《目次》
1. 調理に使う生姜の保存方法
1.1 加熱して食材として使用する場合の保存
1.2 生で食材として使用する場合の保存
2. 生で生姜を保存する方法
2.1 家の中で
2.2 収穫せずに土を被せる
2.3 地中に埋める
2.4種生姜の保存について
3. 任意に掘り出すには
3.1 1回の使用分ごとに土に埋める保存方法
3.2 横長に並べて端から掘り上げる保存方法
4. まとめ
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それでは目次に従って
1. 調理に使う生姜の保存方法
生姜の用途は調味料ですが、スライスして加熱調理される場合と摺り下ろして生で使われる場合とがあります。
1.1 加熱して食材として使用する場合の保存
冷凍保存して小出しに使う保存方法が一般的なので問題ありません。
1.2 生で食材として使用する場合の保存
薬味として使う場合には生の生姜でなければなりません。鰹の刺身を食べるときに市販品のチューブに入っている物を使用していますが、白菜キムチのヤンニャムを作るときに個人的には生の生姜を丸ごと数個必要になります。
この需要のために生で保存する方法を今回考えてみました。
2. 生で生姜を保存する方法
ネットを見ると色々な保存方法が載っていますが残念ながら個人的には上手くいった試しがありません。
2.1 家の中で
ネット上で、発泡スチロール、新聞紙…… と出て来ますが、個人的には家の中で成功した試しがありません。
2.2 収穫せずに土を被せる
出来た生姜を収穫せずに土を盛って冬越しが出来ないか試したことがありましたが寒さで全て腐っていました。
2.3 地中に埋める
結果として土深くに埋め込むしかないと結論づけました。しかし使用するのに毎回掘り起こすことは困難となります。
2.4種生姜の保存について
種生姜の保存方法では途中で掘り出すことが出来ませんので、調理用としての保存は不可となります。
3. 任意に掘り出すには
生姜が腐らない程度の穴を掘って埋める方法です。生姜は芽か一番寒さに弱く、この方法では芽は腐ると思うので種生姜の保存には適していません。
3.1 1回の使用分ごとに土に埋める保存方法
穴に埋める労力とスペースの問題もあるので実現的ではありません。
3.2 横長に並べて端から掘り上げる保存方法
今回は、この方法に挑戦してみました。
横長に穴を掘り、生姜を土に埋め込んで順次端から掘り上げる方法です。
(1)穴を掘る
畑の小屋の陽当たりの良い軒下に、深さ40cm×幅20cm×長さ90cm位の穴を掘り藁をひく。
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(2)生姜を並べる
順番に取り出しやすいように一列に並べる。(左端のさつまいもは今回関係ありません)
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(3)藁を被せる
土が直接付かないように藁を被せる。
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更に土を遮断するために、今回は転がっていた木片を載せました。長い木片だと端から掘り上げるときに困るので、短い木片を敢えて使っています。
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(4)土を被せる
最後に土を山状になるまで被せて、更に葉を被せて終了です。
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掘り上げるときは、右端からスコップで掘り上げる作戦です。
4. まとめ
年明けの1/14に埋めた生姜がどうなっているか掘り上げてみました。
年越しが出来れば本手段は成功と言って良いでしょう。
【掘り上げる】
一番端の場所から掘り上げてみました。(棒を立ててマーキングしてあります)
結果は問題なく生き生きとしてみずみずしい生姜が出てきました。ただ、予想通り芽の部分は腐っているところがあり、種生姜としては使えません。
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注意:掘り上げた後は、埋め戻しをしっかり行うこと!
【洗ってみる】
品質を確認するために洗ってみましたが、食用に完璧に保存されています。
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【結果】
食用の保存として使える手段なので、来年度も実施することとしました。
注意点は
・軒下で雨が掛からない場所
・陽当たりが良い場所
・地域の環境(温度)により深さを考慮する
以上です。
「やりましたね!!!」