巨人の渡辺恒雄球団会長(85)が、今季限りで退団の決まっている中日・落合博満監督(57)を大絶賛。真弓明信監督(58)の解任が決定的な阪神の次期監督に熱烈推薦する発言を行った。
14日に都内で報道陣の取材に応じた渡辺会長は、「阪神のことはわからんよ」とした上で、落合監督の名前も阪神の次期監督候補に挙がっていると聞くと、「いいじゃないか。僕は、落合君には必ずどこかから(オファーが)来ると思う。ありゃ名監督だから」と請け合った。
「僕がわからんのは、なんで優勝する中日の落合君が、人気がないからといってクビにならないといけないのかね。僕は理解できない。だって、俺の所(巨人)は、4位でも原にやらせようと思っているのに」
巨人は14日現在、3位につけているが、球団は仮にBクラスに転落しても原辰徳監督(53)に来季も指揮を執らせる方針を固めている。
渡辺会長は「巨人は原君がいるから、落合君はとれないけど、誰もいなかったら落合君をとるよ」とも。
「(落合監督は)愛きょうがないといわれるが、監督は愛きょうを必要としない。度胸と判断力があれば、じっと座って、表情を変えない。これ、監督の必須の要件だよ。おれなんか年中カッカ、カッカくるだろ。会社のトップの要件を満たしていないが、他に(適任者が)いないから、やっている」と、読売グループの総帥はジョーク交じりにトップリーダー論まで展開したのだった。
巨人が原監督に来季続投要請したのは、落合監督の退団が発表される約10日前。もしこの順序が逆だったら、どうなっていたことか…。
一方で渡辺会長は、横浜球団を保有するTBSホールディングスが球団売却交渉を進めている問題についても、「今月中に決まるんじゃないか」との見通しを示した。ただし、携帯電話ゲーム「モバゲー」を運営するディー・エヌ・エー(DeNA)などが有力候補とみられる売却先については「ごく少数の幹部で考えていることだから、自分からは言えない。品位のある所にしてほしいと(TBSに)お願いしている」とだけ語った。
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