9月9日は五節句のひとつ「重陽の節句」です。
五節句はそれぞれ季節の節目となる日に健康や幸福を願うための行事で、特に重陽の節句は長寿を祈る節句のようです。
「栗の節句」または「菊の節句」とも言われて行事食は栗と菊。
栗おこわに、菊のお吸い物、菊の酢の物、菊酒を添えてみました。
栗は先週あたりから店頭に並び始めましたが、さすがに菊は見当たりません。旧暦(10月初旬)ならば菊花が並ぶと思いますが、さすがに今はまだ早いのかも。今回は干し菊を使いました。干し菊は生の菊に香りでは負けますが、湯がいた後の歯ごたえが楽しめるように思います。
主菜には今が旬の茄子の肉味噌田楽と秋刀魚の梅干し煮を載せました。
栗おこわ(餅米2合、白米1合、黒米大さじ1、栗)
菊のお吸い物は(鶏胸肉、わかめ、菊)
菊とオクラと人参の酢の物
菊とオクラはそれぞれお湯に酢と塩少々を入れてさっと湯がき冷水に取る。人参を千切りにして塩で軽くもみ塩分を水で流し、三杯酢で和える。
茄子の肉味噌田楽
水茄子を縦半分に切って、フライパン(揚げ油を3cm程度)に茄子を入れて柔らかくなるまで両面焼く。肉味噌を作ってかけるだけ。
秋刀魚の梅干し煮
長ネギ(1本)、ショウガ(3~4切れ)を切って鍋そこに入れ、頭と内臓を取って良く洗った秋刀魚(3~4尾)を3つに切って鍋に入れる。酒、醤油、みりん各大さじ2、砂糖大さじ1、お酢200cc、水200cc、梅干し(2個)を入れて25分煮ました。
秋刀魚が店頭に並び始めました。初物はやはり塩焼きでいただきました。美味しいですが、旬と言っても走りの秋刀魚は、脂の乗りが少々足りない。この時期の秋刀魚をさっぱり梅干しとお酢で煮て骨まで食べるのも美味しい食べ方です。
菊酒
浦霞は美味しいお酒ですが、この美味しいお酒の中に菊を入れてお冷やしておいたものです。
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