やや肌寒い曇りの天候でしたが、苫小牧からの2名を含む10名の方が参加して下さいました。
谷合の日陰のフッキソウはまだ開花していませんでした。
野鳥が見えたようです。
センターハウス下のエゾヤマザクラがほぼ満開でした。
ナニワズの雌株を観察
ナニワズは雄株の方が早く開花して雌株があとから開花するのか、目に付くのは雌株ばかりでした。
夏から秋には葉をすべて落とします。夏坊主との別名もある。
赤い実が美味しそうなナニワズですが、すべてに毒があり、アイヌはこれを煮詰めて銛に塗りトド猟に使った地域もあるそうです。
今年は昨年より30分遅いスタート。
山道でフイリミヤマスミレ、タチツボスミレ、出てきたばかりのコウライテンナンショウなどをみながら進み、
ミズバショウ群生地を見下ろすコースにしました。
ミズバショウを間近で観察。
葉が変化した白い苞、花のつくり、花の後はどうなるのか、なぜ水の無い所にも増えるのか(推理)、和名の由来から松尾芭の事も少し紹介しました。
すぐそばに、ヤマネコノメソウとチシマネコノメソウが並んで生えていました。
雌雄のフキノトウ、フキとフキノトウの関係、根茎と、綿毛を持ち風で遠くを目指す種、その両方で子孫を残そうという戦略らしい。
エゾシカがフキの茎を食べた痕跡もありました。
レンプクソウは花が終わって葉だけでした。
道路の傍では、イヌコリヤナギの花が咲いていました。
12時少し前に駐車場到着。日が差して暖かでした。
皆さんお疲れ様でした。
今日の植物観察
キタコブシ、エゾヤマザクラ、フッキソウ、フデリンドウ(蕾)、ナニワズ、セントウソウ、フイリミヤマスミレ、タチツボスミレ、地上に出てきたコウライテンナンショウ、ミズバショウ、ヤマネコノメソウ、チシマネコノメソウ、アキタブキとフキノトウ、ツルマサキ、イヌコリヤナギ、シラカンバ(開花前)、タラの芽、キジムシロ、カキドオシ
見られた野鳥
ゴジュウカラ、コゲラ、ツグミ、カササギ、遠くでいい声いい歌(多分クロツグミ)
木の芽吹き
ヤマモミジ、ハウチワカエデ、イタヤカエデ、シナノキ、ヤナギ類、サワシバ、カツラ、シウリザクラ、ツルアジサイなど