7月20日の観察会の様子
何とか雨も上がり、薄日もさす観察会日和となりました。
時間の関係で駐車場から皆伐更新実験地までとなってしまいました。
公園の入り口から、エゾシカがいろいろな植物を食べているのを観察しながらはじめました。
オニシモツケ、ヤマブキショウマ、ミズヒキ、オオウバユリ、ヒヨドリバナ、エゾヤマアザミ、アケボノソウ、今年伸びたクマイチゴの枝先、食べないから増えているのかと思っていたイヌゴマも食べているようです。
これまで何年も食べなかった、ヤマハハコを食たのはショックでした。
しかも、抜き取れなかったオオアワダチソウ(右端)を正確に見分けて?食べずに残しています。
イヌゴマ、実を付けたマムシグサ、気づかないほど小さなヒメナミキ、林下ではトンボソウが咲き始めたところでした。
シラカンバ、ウダイカンバとダケカンバの葉を比べてみました。
大きなカミキリムシ(多分ノコギリカミキリ)に2度も出会いました。
今年咲いたシラオイエンレイソウの実も観察しました。
参加者からいただいた写真です。広角なので実験地の様子がよくわかります。
会の終わり頃、枝先をシカに食べられたヤマグワの木で黒く熟した実を味見していると、日がさした葉に、何度も訪れるミドリシジミの仲間をしばらく観察して終了としました。
観察できた開花中の植物
イヌゴマ、イケマ、ウシハコベ、ウマノミツバ、エゾタチカタバミ、オトギリソウ、ゲンノショウコ、トリアシショウマ、トモエソウ、トンボソウ、オニシモツケ、ダイコンソウ、チシマアザミ、ニコゲヌカキビ、ヒメジョオン、ヒメナミキ、メマツヨイグサ、オカトラノオ、ミツモトソウ、イガホウズキ、イワガラミ、ノリウツギ。
展望ポイント オロフレ山と夕日の丘 の紹介
日本製紙から中央の窟太郎山、オロフレ山付近まで一望できます。
10月頃の様子
冬の景観
位置は
昨年は20種類ほどの草花が咲いていました!
開催日:7月20日(土曜日) 小雨は開催しますが荒天時は中止
集合場所:萩の里自然公園駐車場
時間:9:30~12:00頃
参加:無料・申し込み不要
服装:長袖長ズボン、帽子、天候に合った服装
持ち物:飲料水、虫よけ、あればルーペや双眼鏡・図鑑など
問い合せ:萩の里自然公園管理運営協議会 担当 坂本 090-9526-5825
都合により変更する場合があります。
公園の掲示板、Facebook「萩の里自然公園」でもお知らせしています。
札幌のライラックまつりからほぼ1か月、和製ライラックともいうべき「ハシドイ」の花が咲き始めました。
花に顔を近づけるといい香りがします。
ハシドイ モクセイ科 ハシドイ属
樹高3~10メートル、直径5~15センチほどになる山地の林の中に生える落葉小高木。
花期は6~7月
樹皮はサクラに似ている。
北海道に自生するライラックの仲間ですが、和名のハシドイの語源は不明。
札幌のライラックは同属で和名はムラサキハシドイです、ヨーロッパ原産。
ライラック(Lilac,英名),リラ(仏名)
アイヌ民族は、ハシドイの木質がとても固く丈夫で腐りにくいという特質を生かして、
チセの柱や墓標などに使われたといいます。