2011年
ストーリー サンタと彼の超エリートの息子スティーブは、600万人の子どもたちのうち、たった1人にプレゼントを配達できなかったことを仕方ないミスとしてあきらめてしまっていた。ところが、末っ子のアーサー・クリスマスは、クリスマスの夜が明けるまでの2時間で、地球の反対側にある子どもの家にプレゼントを届けることを決意する。
アニメーションのクォリティは素晴らしい。本当に。主人公のセーターの質感や光や海水の表現から全てが細やかな気配りと手間をかけてありリアリティと美しさとスピードなどが追及されているのがよくわかる。素晴らしい。そういった技術を見るだけでも必見だ。しかし、、なんせイタイのはキャラクターに魅力がない。これは最大のマイナス。どうしてもジブリ作品などと比べてしまうが、ディズニーのその愛らしさもないし、ジブリのような透明感や素朴感もない。アメリカ人はこの程度で良いわけ?って思うくらいセンスがないと思う。申し訳ないけど。サンタのお父さんはいいとしても肝心のアーサーにしてもカッコよくもないし、ブサイクだなって単純に思ってしまう。一人の女の子の望みのプレゼントを届けるまでに紆余曲折する冒険があるのはわかる。でもその冒険が途中で退屈に見えてしまった。それなりにスピード感もあるし小さなエピソードやちょっとした事件が怒るのはわかるがどうも間延びした感じが否めない。設定自体は夢があるがあのサンタ一家と一緒にいた小人は何?妖精?その割には、、これまたブサイク。そこに夢がない。魔法の粉をかけてそらに舞い上がる旧式のソリ。おじいさんが感を頼りにトナカイを走らすが検討違いの所に着いてしまい、頼るのは携帯?のGPS機能と来て急に近代化を感じるのよね。これはいつの時代の設定なんだ?ただ、終盤の15分くらいはよかった。特にラストはとっても。だから救われたんだけど、、。わざわざ3Dで見に来てあのままな~~んだで終わってしまうほど空しさは無かった。想定はされたけど、あの終わり方で見てよかったなって最終的には思いました。しかし、これから12月から1月の冬休みにかけていい作品は目白押しです。わざわざこの映画に時間を割くことはないかも。好き嫌いはありますけど。あ、アニメの完成度は素晴らしいのでそれを見るだけでも満足するものは得られるはず。業界受けって感じがしました。が、それでは映画的に失敗。大人が見てもそれなりに楽しめますが、ファミリーで見に行くのはNG.大人はちょっと退屈するかも。女子にはお勧めですけど男性はNGと思われます。サービスデーに行くことをお勧めします。ちょっと定価ではね、、って所なんです。