悪魔の手毬唄 ★★★★★

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１９７７年　全５回　古谷一行　長門勇　佐藤友美　夏目雅子

あらすじ　岡山県鬼首村で次々と起こる奇怪な連続殺人事件。静養のため村を訪れた金田一は、いずれの事件も村に古くから伝わる手毬唄に見立てられていることを知る。

やっぱり怖かったわ。コレ。このシリーズで一番覚えていて一番好き。名作と言われています。あの手毬唄も歌えるほど覚えてたわ。夏目雅子さんってやっぱりキレイです。フィルムの古さ加減もそうなんですけどあのおばあさんってやっぱり歩いてるだけで怖いんです。それにしてもあの娘たちってかわいそぎるんだけど仕方なかったか。演出がすばらしい。日和警部とコンビがいいんです。先日亡くなられて残念です。犯人はあの人？っていうのはだんだんわかってくるんですけど理由に気が付くのはちょっと意外かも。犬神家より断然面白いです。日本のミステリーってドロドロしてるんですよねえ。世の中もレトロブームで、映画化されるのはこの時代の作品ばかり。ガッチャマンとか、ヤマトとか。レンタルであるお店も少ないみたいですけど懐かしくて忘れてることも多くて２日で見てしまいました。夜見ると本当にこわ～～くて今の季節にはぴったりかも。

犬神家の一族 ★★★★★

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１９７７年　古谷一行　京マチ子　西村晃　ハナ肇

あらすじ　名探偵・金田一耕助が、信州一の犬神財閥の巨額の遺産を巡る連続殺人事件の謎に迫る。古谷一行が金田一耕助役を好演。

最近、昔の話をするような人が周りに現れて話してるうちに、このシリーズが大好きだったころのことを思い出して、その人にＤＶＤを借りてみる事にしました。そしたら、、、やっぱり３６年前の作品でも十分面白いんです。音楽とおどろおどろしい雰囲気と、役者の迫力。本当に小さい頃、この作品が金曜日の夜に放送されていてこっそり見てひとりで怖がってたのを思い出します。本当に怖かったんです。いろんな人が金田一耕助をしていますが彼が一番ぴったりで、彼以上の人はありえないとず～～～っと思っておりました。当時の役者はみな素晴らしく演技力も抜群で思わず引き込まれます。映像は古くて小道具はちゃちいですが最後まで気になって見入ってしまいました。亡くなった方も何人もいます。学生の頃、ミステリーが大好きでずいぶんいろなんな作品を読みましたが、この方の作品はいつも怖いんですよ～～～。本当に。アッという展開もかくされていて飽きさせません。この横溝正史シリーズは原作に忠実に再現されていてスタッフも素晴らしく名作と言われています。レンタルでもいいので未見の方は是非、おすすめです。最近、うっす～～いドラマとはなんというか質が全然違います。韓ドラばかりではなく色んなところに気が散ってるんですよねえ。

イルジメ（一枝梅） １０話まで ★★★★★☆ →

久しぶりに韓ドラ見ました。あ～～、やっぱり面白いかも。５月には仕事も含めて３回も大阪へ行く出張があって疲れましたわ。テレビもろくに見ないで早めに寝て早く起きる、、わけでもたっぷりと寝るようになってしまいました。当たり前の生活をしてみるとやっぱり体が楽のような気がします。韓ドラは楽しいですけどハマると体にはすこぶる悪いでしょ。ま、気をとりなおして続きから。

ヨンイの髪型、なんかうっとおしそうだわ。喜怒哀楽も上手に表現されていますが、やはりイ・ジュンギ氏は寡黙でクールな方があってるんですよね。イルジメに変身した時の切れ長の目はしびれます～～。目が大きい人が好きですがイ・ジュンギ氏はＯＫなんです。すこしずついろんな接点がでてきました。はからずもシフはヨンイの母親に会ってるし、ヨンイも母親の手料理を食べていたし、ヨンイはシワンに取り入ることに成功して天友会の情報を探しています。昔父が天友会に参加してるのを思い出したのです。ヨンイが豚の皮で変装してたのはドキドキだったわ。あのいかにも不自然な皮膚。シフが見抜きそうになりましたがイルジメの人形が現れたので難を逃れます。金の蛙を盗み出しようだけどどうするのかしら。

ボンスン、あの幼い日に自分を救ってくれた少年がヨンイだってことに気づきました。ヨンイはまだだけど。ヨンイ姉を密告したのがシフということをヨンイが知ります。シワンの家に行ったときにシフと会い、嫌味を言うんだけどこの二人の秘密はまだまだ当分先の雰囲気。

ヨンイ父は王の弟だったのか。それに今上王は全王も殺したようだわ。今回はこの王役の人悪役なのかしら。まだわからない状態。ヨンイが探してる剣は王の剣なのに。

セドルがとにかく毎回かわいそう。ず～～っとタンを想ってるのに心を開いてくれないのよね。ヨン父の命日に祈りをささげるタンの姿を見守るセドル。おそらくこの二人は同居してるけどそれだけの関係なんだろうね。あ～～～、セドルにもう少し優しくしてあげればいいのに。口紅を買ってきても盗んだものでは？って疑ってしまうし。この二人が本当に夫婦になれる日が来るといいんだけど。

タンはヨンイには冷たいと思ってたけどヨンイがごろつきと一緒にいると知ると自分の手首をおとしてでも息子を返してほしいって頼んでるのは意外だったわ。それほど好きだった若様の息子でしょ。ヨンイって王子でしょ。本当は。相当身分が高い人なのにね。

ウンチェはヨンイが気になるものの、まだまだ少し会う程度。昔の記憶の通りに現れるヨンイが不思議なんだろうけどね。ヨンイだけがな～～んにも気づいてないわ。ヨンイ父の死の真相には近づいてるようだけどそのほかの事はまだサッパリね。ちょうど半分終わったんだけど。

まだまだそれほどイルジメとしては活躍していないからこれからか。イルジメはヨンイが書くあの絵からとったのね。でも何かほかにもあるような気がするんだけど。ボンスン父は剣の達人なんだけど、ヨンイにそれを教えるような気がうするけどまだまだ接点がない。

大体春先が苦手なんです。私。いい季節なのに。何だか。いつもあまりいいことが起こらないです。冬が一番好きなので７月からだんだんよくなっていくんです。気分的にも。なのでまたまた視聴続行します！！

奇跡のリンゴ ★★★★★★

２０１３年　阿部サダヲ　菅野美穂　山崎　務

ストーリー　1975年、秋則（阿部サダヲ）は青森県弘前市で妻の美栄子（菅野美穂）と共にリンゴを栽培していた。彼は、年に十数回にわたり散布する農薬が原因で皮膚に異常をきたしてしまい、寝込むこともある妻の体を心配して無農薬でリンゴを育てることを心に誓う。だが、農薬を使わないリンゴ栽培はその当時「神の領域」ともいわれ、実現するのは絶対無理だと思われており……。

泣けました～～～。評判通り。最近、ドラマを見ることが少なくなってしまって感情の起伏もそれほどない生活をしていた！と気づき、ギャッツビーとコレとどちらを見るか迷いましたが、映画館に着いた時間に始まったこの作品に思わず決定。日本人らしい映画でしたよ。２時間だともったいない。短すぎます。１クールのドラマにでも十分通用すると思ったんだけど。ほとんど不可能と誰もが思っていたリンゴの無農薬栽培のきっかけは妻への愛でした。何気なく食べているあのリンゴの裏には途方もない農家の努力の結晶なんです。思い出しても泣けてくる。安全なリンゴをつうるということとリンゴを安全に栽培するは大きな違い。秋則の妻を守りたい気持ちから始めた事だったんだけど、失敗の連続。何千年とかけて品種改良されて甘いおいしいリンゴになってる今のリンゴはか弱い乙女で１０種類以上の農薬が必要だったなんて。それを実現するために農薬の代わりにあらゆる食品を試すんだけど、それが途方もない作業。害虫が死ぬほど発生して周りの農家にも迷惑をかけるし、無収入になったため、家やトラック、バイクなどすべて抵当に入れたりで電気も電話も止めらてね、、。何度も泣けるところがあるんです。美栄子がいい人すぎるでしょ。本当に。子供の話もねええ。涙涙。

ネタバレは控えて。気になったことを。無農薬栽培を続けて１０年くらいたってたと思うけど、主役の二人が全く老けてないどころか、髪型も一緒ってどうなんよ？子供だけ多くなってるだけでさ。美栄子さんがねええ、いい人なんだけど、農家の嫁って感じではなかったなあ。何となく。阿部サダヲはさすがですが、もう少し痩せたほうがよかったよねえ。すっご～～い貧乏生活だけど、悲壮感というかそういう意味での生活館はでてなかったんです。それでも最後はね～～～、、わかってもいても涙がワンワン出てきたわ。ほかの人もみんな泣いてました。恋愛映画で相手が死ぬネタで泣かそうとする映画も結構あるけど、この映画は後味がいいんですよ。ハッピーエンドですからね。あのお父さんで子供たちがあんないい子のなるのも不思議かも。子供に大人の大変さがわかるかしら。無農薬にこだわるより、もっとおいしいもの食べたいとか、貧乏暮しに矛盾を感じそうなんだけどさ。時間がないせいかはしおられてる要素が結構あって、もったいないなあって思ったわ。おじいちゃんにも泣かされるんだけどなんかあっけなくてもったいないんですよ。これも。あの手にあったリンゴにもやっぱり涙涙。

気になったので調べてみました。この木村さん、世界で初めてリンゴの無農薬栽培を成功させたとか、もっと有名になってもいいんじゃないかしら。最終的にその方法に気づいたのも全く今的は逆の発想だったんです。１０年もかかってしまって。リンゴだけじゃなく、農家の人の無農薬にこだわる姿勢って本当に頭が下がります。無農薬で作ったリンゴって全然違うらしい。今年の冬のリンゴの味はいつもと違う気がします。見てよかったです。２時間ドラマみたいなものだからテレビで見ればいいと思っていましたが、あのリンゴ畑は映画館で見たほうがいいですよ。本当にきれいでした。