私のお気に入りの一枚です。
こんな気持ちになったのは振袖を着付け終わった娘を成人式に送り出した時以来です(笑)。
後ろ姿を見送る時って自然と涙があふれ出てくるんです。
もっと感動したのはこの場面を画像として改めて見たときでした。
その時には斎王しか目に入りませんでしたが・・・右端、お辞儀をしながらも斎王の方を見ておられる南登美子先生に気付きました。
御腰與(およよ)に乗って。座り姿はこのとき一番傍にいる與丁(よちょう=御腰與を担ぐ人)役の一人にカメラをお渡ししてお願いしました。
滋賀雅楽会の方々。その調べに合わせて群行の入場。背後に斎王が乗った御腰與が見えます。
甲賀市長、市会議員も加わり記念撮影。
童女のお発ち舞。観客席から『かわいい~!』の声が聞こえました。私はお母さん方とドキドキ・・・。
垂水斎王頓宮跡へ。私達はお留守番。
お帰りなさい。斎王と童女たち。
空蝉。
すっかり後片付けが終わったお化粧と着付けの会場で。
自分の勉強の為に練習だけ見学させてもらえればよいと思っていましたが
『絶対参加するほうが勉強になるやろ?来年もおいでな。』
とスタッフの方が言って下さいました。本当に嬉しかったです。
毎年参加されている方もおられるのに突然参加させて頂いた私が当日まで斎王の着付けをお手伝いをさせて頂けるとは思ってもいませんでした。
南先生の厳しく優しくきっちりとした教え方やその都度
『すみません。』『ありがとうごさいます。』
といった謙遜さや感謝の気持ちを自ら表して下さることも慌しい現場にとっては大切な潤滑油となることがよくわかった一日でもありました。
このような機会を与えて下さったみなさま、心から感謝しております。
本当にありがとうございました。