Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

Schiffer Börse@ハンブルク ハンブルク名物「カレイのソテー(フライ)」は絶品ドイツ魚料理でした!

8月27日(月)

ドイツに来て、2週間が過ぎた。もう半分過ぎてしまった。やっぱ(およそ)1か月っていうのは短すぎる。どっしり研究するなら、最低でも半年はほしいところ。でも、やれる範囲で頑張るしかない、か。時間の問題じゃないかも。ダラダラ長くいるなら、短期間でばしっと集中してやったほうがいいってこともある。でも、やっぱり、少し慌ただしくて、落ち着けないかなー。

この2週間でほんと色んな事をやれました。ブログでは、まー、あのー、ラーメンとかその他の食べ物の話ばかりですが…(汗)。ま、唯一の楽しみということで。

さて、今日は、フロントの美食家っぽい巨漢の男性に教えてもらったハンブルクで最も美味しいご当地レストランの一つと言われている「Schifferbörse」に行きました。せっかく魚料理で有名なハンブルクに来たのだから、こっちのグルメも食べないとね。

で、そのフロントの人に教えてもらったのが、Scholle(プレイス)の料理、つまりカレイのソテー料理でした。店員さんにそれを告げると、「これは、とっても美味しいですよ。ジャガイモと一緒に食べると最高に旨いです」とのことだった。いったいどんな料理なのか。かなり楽しみです。いや、本来なら、僕はこっちの料理が好きだし、もっとこっちの料理を食べたいんですけどね。なかなか、フリークとしては…。

お店のHP
http://www.schifferboerse-hh.de/index.php?de_home

このScholle、お値段もなかなかです。お魚一品で、21.90ユーロ。約2200円です。2200円の一品料理なんて、日本でも絶対に食べないわ。あ、日本にもそれくらい高いお店はいくらでもあると思いますが、僕は幸いにも1000円以上の一品料理はまず食べないですからね。

しかし、それにしても、注文してから、料理が運ばれるまでにかなりの時間がかかりました。正直に言えば、ブチ切れそうになりました。40分以上は待たされたかな。多分ね、誰かと来てればそんなに問題じゃないんだろうけど、一人で、巨大なレストランで、40分待たされると、かなりいらだってきます。そこで、分かったことがあります。ラーメン屋さんでは、着席してからできるだけ早くラーメンをお客さんに提供することが求められますが、その理由は、「お腹が空いている」とか「待つのが嫌だ」とか「短気な性格だから」とかそういう理由ではなかったんです。そうではなくて、「一人で来ているから」なんです。だから、同じラーメン屋さんでも、漫画や雑誌が豊富にそろっているところなら、そんなに腹が立たないと思うんです。一人で来ていて、しかも何もすることがない、となると、それは拷問でしかなくて、時として怒り出す人も出てくるのかな、と。今回、このレストランは、店内がかなり暗くて、本を読むにはちょっと暗すぎたんです。本も読めない、誰かと一緒でもない、隣のテーブルでは30代のカップルがいちゃついている、タバコも吸えない、と、負の要素が重なりました。がゆえに、「何分、待たせんだよ!」っていう気で、しっかり頭でドイツ語に変換して準備していました。が、ドイツのレストランの特徴でもあるんですが、とにかく客席が多くて、とんでもない広さなんですよ。それなのに、ホールの店員は3人しかいない、という。

と、話は長くなっていますが、そうこうしている間に、ようやくお料理が運ばれてきました。ご覧あれ。これがハンブルクの名物、カレイのソテー(フライ)です。これまでに見たことがないくらいに巨大です。

こちらのカレイのソテー、うーん。ソテーって言っていいのかな。でも、間違いなくフライパンで焼いたものだからなぁ。でも、ガイドブックには、「カレイのフライ」と書いてある。でも、これは、どう考えてもソテーだと思うんだけど。ちなみに、ソテーというのは、フランス語で、sauterと書く。ソテーは、サラダ油やバターで炒めたり焼いたりした料理のこと。そして、フライは、肉や魚や野菜に小麦粉や卵やパン粉の衣をつけて揚げた料理のこと。うーん。とすると、カレイのフライか。このカレイの表面にも小麦粉が振りかけられているから。でも、このカレイは「揚げ物」じゃない。うん? 揚げるってなんだ?! 日本人的には、たっぷりの油に衣をつけた肉や魚を浸して、熱することをイメージするんだけど。「油で揚げる」ってどういう意味なんだ? 手元にある辞書を見ても、説明されていない。「揚げる」って何? フライパンで薄く油をひいて炒めたり焼いたりすることと何が違うの? 「揚げる」と「炒める」と「焼く」は何が違うの?

と、またまた話が脱線していますが、ここがとても大切なところで、このカレイのソテー(あるいはフライ)は、そのどちらでもあるような料理なのです。大ぶりのカレイの半分の皮がはがされていて、そこに小麦粉を加えています。そして、バターで焼いているようです(揚げているようです?)。ですが、日本の焼魚とは違うんです。フライパンですからね。日本の魚は脂を落とすために、専用の焼き器がありますよね。こっちは、そういう意味ではかなりファットなんです。この両者の違いは、日本のとんかつとドイツのシュニッツェルの違いにも表れているようにも思います。

それはともかく、こちらのカレイのソテー(フライ)、かなり身が分厚くて、食べごたえがあります。日本人には少ししょっぱいかもしれません。味付けとしては、バターと塩と若干のハーブでしょうか。塩バターソテー(フライ)ですね。日本でもかれいの煮つけとかありますが、まさにそういう感じでした。へ~、北ドイツって本当にお魚が好きなんだ?!って思った瞬間でもありました。なんていうのかな、ちゃんと作っているというか、借り物じゃない料理だった気がしました。ドイツの料理だ!ていう。

魚の半分を食べると、骨に突きあたります。が、そこは日本人。骨をよせて、反対側の身を食べます。いやー。こりゃ。旨い。柔らかくて、ほくっとしていて、それでいて、塩分とバターでがつっとしていて、さっぱり+ファットというなかなかのバランスでした。でも、カレイ一匹で2000円超えか~と、ちらっと思ったり。ま、ただ、一応、なかなかのお店みたいなので、こんなものかな、とも。

ただ、味的にはぶったまげました。40分ほど待ってイライラしていたのが、どこかにぶっ飛んでいってしまいました。いや、これは旨い。海外に来て、ここまで魚に感動できるとは…(汗)。いや、本当に、これには驚きました。

付け合せのジャガイモ(オリーブオイルとハーブ漬け)もなかなかの美味しさでした。確かに、この魚料理には、こういうジャガイモが合うなぁと思いました。

で、結構イケメンの店員さん(僕がキレそうになった店員。やたらイケメンで英語が流暢で細くてクール=つまり嫉妬…爆)が、「どうでしたか?」というから、「信じられない。本当に美味しかった。本当に。真実に。真に」と答えました。そうしたら、嬉しそうな顔を浮かべました。いやー、なんてイケメンなんだ。ほれぼれしまくりました。僕が女性なら、トキメキまくっているな、こりゃ(笑)。

いずれにしても、ハンブルク中央駅目の前の人気レストランでした!

PS

次回来たときは、「Hamburger Pann(e)fisch」を食べるべきとのこと。よっしゃ♪

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