1994年(平成6年)にニューギンから登場した現金機デジパチ「桃太郎日記2」
★賞球:7&9&15
★大当り確率:1/220(1ライン機)
★大当り図柄:い、ろ、は、に、ほ、へ、と、桃太郎(一)、鬼(二)、女の子(三)、犬(四)、猿(五)、キジ(六)、桃(七)、八の15種類
★最高16ラウンド継続
★平均出玉2350個(ラウンド間のアタッカー閉鎖時間が3.5秒と長く、要・止打ち)
★意図的な連チャン性…なし(ノーマル機)
「七・七・七」の桃揃い
過去に私が打ち込んだ機種の中には、「連チャン性がなく、大当り確率もさほど甘くないのに、なぜか好んで座ってしまう台」が、幾つも存在した。
今回紹介するニューギンの「桃太郎日記2」も、まさにその部類に入る。勝ち負けに関係なく「この絵柄を3つ揃えたい!」と思わせる、独特な魅力を持ち合わせていた(あくまで個人的見解だが)。
’94年頃の「連チャン規制期」に登場した現金機デジパチには、爆発力がない分「見た目のユニークさ」で勝負するものが多かった。もちろん、「時短機能」で出玉をアピールする現金機も、数多く登場した事はいうまでもない。
さて、ニューギン初の「カラー液晶画面搭載デジパチ」である本機は、文字通り、昔話「桃太郎」をモチーフとしている。盤面上部に描かれたシリアスなキャラと、液晶のコミカルキャラとのギャップが面白かった。
大当り中は、桃の中から桃太郎が生まれるシーン、桃太郎が犬・サル・キジを従えて鬼が島に向かうシーン、鬼を退治して財宝の「ドル箱」を手に入れるラストシーンなどが、コミカルに繰り広げられる。途中、虎柄のビキニを付けた「ギャル鬼」も出てくる。
リーチアクションの種類は多くないが、シンプルでも十分に楽しめたと思う。左・中テンパイから、右リールがやや速めにスクロールする「ノーマルリーチ」、2周目に突入してスロー回転に切り替わる「スローリーチ」、3周目に入ってコマ送りアクションとなり、画面が白くフラッシュする「ロングリーチ」の3種類が存在した。
当時のニューギンらしく、通常時のデジタル回転音やリーチサウンドが、やたらと甲高いのが特徴だった。スローリーチとロングリーチは、一コマ戻って当る事もある。また、ロングまで発展すると、必ず大当り絵柄かその前後で停止する。どのリーチにも大当りの可能性があった。
これは余談だが、1996年(平成8年)に、日本テレビ系列で放映されたパチンコドラマ「グッドラック」(主演:松本明子)で、舞台となったパチンコ店「飛鳥球殿」(ロケ地:代々木駅東口「平和会館」)に、「桃太郎日記2」の姿があった事をご記憶だろうか。
(C)日本テレビ
ドラマ放映当時、この店のデジパチのラインナップはノーマル機のみ。桃太郎日記2のほか、「スーパーボーイV」(三洋)、「黄門ちゃま」(平和)、「フィーバービューティフルII」(SANKYO)、「エキサイトカップ」(ニューギン)、「球界王」(西陣)といった面々が、狭い店内に並んでいた。また、ハネモノは「パチンコ大賞13」(西陣)に「ドッカン島13」(西陣)などの旧要件機で、スロは「アメリカーナマグナム」(ユニバーサル・3-1号機)だった。
時代に逆行してCR機は一台もなく、爆裂連チャン機や時短機の姿もなかった(かつては京楽「フルパラ2」なども設置されていたが…)。まさに、「さびれた町の小店」というに相応しい、味のあるホールだった。
代々木「平和会館」は、閉店後ゲームセンター(フロンティアランド)などを経て、現在「はなの舞」という海鮮居酒屋になっている。
(代々木「平和会館」跡地…閉店後、ゲーセンになった頃)
★★追記(2013.3.13)★★
JR代々木駅近くの地下ホールですと、代々木会館地下の「プラザ」(閉店)か、Y字路を入って左にあった「ムサシ」(跡地⇒「ガイア」⇒閉店)だと思われます。
懐かしいです。
中野ブロードウェイゲームセンターでよく打ちました‥
…
当時の代々木のパチンコ屋もよく通いました
大王 平和会館 パリス(もう一軒、地下にあった店はど忘れ‥)
‥たびたび絵文字入れて尻切れトンボになる→学習しました(笑)