1996年(平成8年)に大一から登場した現金機デジパチ「スーパービックセブン」
★賞球…7&15
★大当り確率…1/247
★16ラウンド継続(アタッカー開放時間29.5秒)
★平均出玉…約2400個
★大当り図柄…1~9、0、S、U、P、E、Rの15種類
★確率変動機能搭載…1、3、5、7、9(奇数)で当ると、次回まで確変(突入率1/3、ループあり)
★確変中は、小デジタル確率が大幅アップ
⇒小デジ確率…通常時=1/11.5、確変時=1/1.4
⇒メインデジタル上の7セグが「11」「33」「55」「77」「FF」で止まると、ヘソの電チューが1.7秒開放
★メインデジタルは強力な時短性能あり
⇒保3以上点灯時は、メインデジタル変動時間が大幅短縮(9.8秒⇒3.8秒)
★確変時は止め打ち効果あり(飾りランプが6回点滅したら、数発打ち出す)
当時、新宿・西口ヨドバシエリアの「アラジン」(現存)というパチ屋でしか見たことがなく、本機の設置率はかなり低かったと思われる。個人的には、それ程打ち込むこともなく、いつのまにか外されてしまった感じだ。それでも記憶に刺さっているのは、やはり巨大なドットデジタルと、「ビックセブン」という大一ならではのネーミングによるものだろうか。
(1990年代、改装前の新宿アラジン) (改装後のアラジン)
さて、「ビッグセブン」というと、何と言っても80年代における大一「ビッグセブン」シリーズや、後継機「ニュービッグセブン」シリーズが思い浮かぶ。前者は7セグ、後者はドットの名機として、昭和末期~平成初期のデジパチ人気を支えた「立役者」である。
(大一「ニュービッグセブンP4」、1988年登場)
「ビッグセブン」は、いわば大一デジパチの「代名詞」(「スーパーセブン」も忘れてはならないが)ともいうべき、由緒正しき機種名だった筈だが、1991年の新要件以後、「ビッグセブン」の名を付した後継機は、なぜか一向に出て来なかった。
そして、「ニュービッグセブンP4」から8年の時を経て、ようやく1996年6月に本機が新機種として発表された(同時発表は「花のもぐら組V」「セクシームーン」「OL倶楽部」)。機種名に「スーパー」と冠されたのは、「初代(ビッグセブン)を超越したい」との、開発陣の思いが込められた為か。或いは、「スーパーセブン」と「ビッグセブン」の両方を引き継いだ、という意味だろうか。
面白いのは、盤面では「SUPER BIG SEVEN」と記されていたが、登場時の正式名称はなぜか「スーパービックセブン」となっていた点だ。なぜ、「ビッグ」とせずに「ビック」としたかは、定かではない。
また、大当り図柄に関しては、ニュービッグセブンより大一ドットデジパチの定番となった「大一」絵柄が、本機では使われていない。ドットデジタルで「ビックセブン」とくれば、この「大一」絵柄は、是非とも復活させて欲しかった。まぁ、もともと7セグの初代「ビッグセブン」にはなかった図柄なので、特に問題はないが…。
旧要件(おまけチャッカー)時代は、「ゴールドセブン」「スーパービジョン」「ジャイアントセブン」「グレートクイーン」「マジックセブン」など、大一のドットデジパチといえば、「大一」図柄がお決まりだった。新要件時代に入っても、「カクテルA」「アプローチZ」「セレモニー3」「ムーンライト2」「エスケープ2」などの名機に引き継がれた。チープながらも味わい深いこの図柄、個人的には好みである。
旧要件の「ニュービッグセブンP4」」と比べると、遥かに巨大な本機のドットデジタル。赤の単色ではなく、「赤、橙、緑」の3色カラードットを採用。電チューはスタートチャッカーを兼ねており、ヘソ両脇のスルー通過で、メインデジタル上の2ケタ小デジタルが変動する。
(リーチアクション)
メインデジタルは左⇒右⇒中の順に停止。リーチはノーマルの他に、「コマ送り」「高速」と2種類のSPリーチが存在。なお、SP発展時は、必ずノーマルハズレ停止からの発展となる。
・ノーマル…リーチ後、中デジタルが通常スクロールする。
・コマ送り…ノーマル一旦ハズレ後、中デジタルが上から押し出される感じで、コマ送りでスクロールする。
・高速…ノーマル一旦ハズレ後、中デジタルが超高速で変動する。停止直前、大当り図柄と1コマ先の図柄の間で止まった後、半コマ戻るか進むかして停止する。
※本機のリーチの特徴…通常、左デジタルが停止してから、右デジタルは「3コマ」スベってリーチが掛かる。ただ、時として右デジが2コマ進んでリーチとなったり、4コマ以上大きくスベッてリーチが掛かったりする。この「右デジタルのイレギュラー進行」が発生すると、ノーマルリーチの場合は大幅に信頼度がアップする。ただし、SPに発展してしまうと、3コマスベリ時と信頼度は大差ない。
全く知りませんでした(__)
打ったことも見たことも聞いたこともない。