1988年(昭和63年)登場の2-1号機「アメリカーナX2」(ユニバーサル)
★Aタイプ(フルーツゲームなし)
★世界全滅打法は、手順通りにやっても肝心のリールが回らないので無理。
本機には、スロを覚え始めの1990年(平成2年)5月頃に遭遇した。
新宿・歌舞伎町の「日拓ビッグプレイ3」(パチスロ日拓)という小さなスロ屋の2階だ。「777」という赤いネオンが目立っていた。新台時期からは、かなり経過していたハズ。
現在、西武新宿駅前に「エスパス・タワー店」というデッカイパチ屋がある。このタワー店とマクドナルドの間には細い路地があるが、タワー店の開業よりだいぶ前には、路地の右側で「ビッグプレイ3」と「日拓3号店」がそれぞれ営業していた。また、靖国通りに面するタワー店の角地部分は、横浜銀行・新宿支店が入る「ジューキビル」という建物だった。
・西武新宿駅前「日拓ビッグプレイ3」(パチスロ日拓)跡地…現「エスパスタワー店」
この路地には、以前「勇駒本店」「勇駒2号店」「鮒忠」といった割烹料理店が並び、店頭で大海老なんかを焼いていた。
エスパス換金所がある角地も、当時は同じような海鮮料理屋だったハズだ。その隣では、怪しげな風俗店が営業。路地の両側には、日拓系のパチ屋が3軒(左側に「日拓2号店」)。
香ばしい焼き海老の香りの中、パチ屋をハシゴしていた事を思い出す。ネオンきらめく、味わい深い裏通りだったな…。
当時、「ビッグプレイ」の1F(壁沿い・コの字型に台が並んでいた)は客付きが良かったが、2F(コチラは横並びに設置)の方はハッキリ言ってガラガラ。
ただ、歌舞伎町でアメリカーナX2を置く店は当時ココしかなく、設定不問で適当な台を選んでいた。
兄弟機の「ファイアーバードEX」は、コマ劇前のパチ屋「ラスベガス」に置いてあったな。
ファイアーバードEX(瑞穂、2-1号機)
さて…
アメリカーナX2には、ビッグボーナスが終わると、90秒間「ゲームオーバー」状態となって、台のリセットができないという欠点があった。当然、その間はプレイする事も出来ない。
2号機時代には「4.0秒ウェイト」規制があったが、ビッグ中のウェイトカットが施された本機では、カットした分をまとめてビッグ終了時に持ってきた訳だ。ファイアーバードEXにも、全く同じ機能が存在した。
まぁ、ゲームオーバー時にジュースやトイレなどの用を足せば良いのだが、毎度毎度という訳にもいかない。ハッキリいって、手持無沙汰になるだけの無駄な機能といえた。
背後で鍵を持ってリセット(当時は台の手動リセットが必要)を待つ店員にも、コチラが気を使ったものだ。慣れた店員だと、ちゃんと頃合いを見計らってやってくるのだが…。
しかし、あんな「おバ〇機能」を、天下のユニバーサルがなぜ採用したのか?
(ボーナス確率)
BIG REG
設定1 1/303 1/327
設定2 1/264 1/292
設定3 1/234 1/256
設定4 1/221 1/240
設定5 1/215 1/199
設定6 1/215 1/199
★ちなみに、設定6のみ15枚役確率が高くなっている。
15枚役確率⇒設定1~5…1/20.5、設定6…1/14.7(結構な設定差がある)
(リーチ目)
リーチ目の基本は、「ボーナス絵柄の単独テンパイ形」である。小役とのダブルテンパイはNG。
また、中リールには7が二カ所あり、たとえ単独テンパイ形であっても、中リールの形に応じて「強い7」「弱い7」がある。
この辺り、兄弟機で配列が異なるファイアーバードEXと混同するケースもあった。
なお、左リールにチェリーが出現した時点で、ボーナスの可能性はない。
⇒左リール上段7(下段プラム付)の右下がりテンパイは、中リールの7がプラム付きなら鉄板目となる。
但し、上段での7テンパイは、プラムとのWテンパイとなる為、リーチ目にならない。
また、ここからの右下がり目でも、中リールがチェリー付き7だと、単独テンパイだがNG。
なお、中リール「チェリー付7」の3コマ上にはプラムがあり、ビタでの右下がり7テンパイは15枚役を否定している。したがって、たとえ「15枚役否定のボーナステンパイ形」でも、リーチ目とならないケースはある。
⇒中リール「プラム付き7」の右上がりテンパイは、100%の入り目。やはり、中リール7がチェリー付きだとガセる。
一方、7の下段テンパイは、中リール「チェリー付き7」で鉄板目となる。この辺りが、本機の面白い所だ。中リールが「プラム付き7」だと、ベルやプラムとのWテンパイとなり、リーチ目にはならない。
左がこの形でも、スベリを伴えばリーチ目になる。スベリからのボーナス察知は、結構多い。
BARの場合は、「上段、中段、右下がり」の各ラインに限り、小役とダブらない単独テンパイ形ならば、リーチ目となる。
但し、下段、右上がりラインでのテンパイは、たとえ単独テンパイでも思いっきりガセる。
★初心者の時期は、どの目がアツいかさっぱり分からずに打っていた記憶がある。左リールチェリー付7のテンパイから、右リールを真剣に狙ったり…まぁ、「若かった」という他はない。
この頃は財布にあまり余裕がなく、ヘタすれば5000円で資金切れとなる事すらあった。何とか安ゼニでビッグを揃えようと、毎プレイ目の色を変えてリールを止めていた事を思い出す。目押しの技術は、恐らく、この時期に養われたのだろう…。