まにあっく懐パチ・懐スロ

古いパチンコ・パチスロ、思い出のパチンコ店を懐古する
(90年代のパチンコ・パチスロ情報がメイン)

アメリカーナX2(ユニバーサル、2-1号機)

2012-03-26 03:39:05 | パチスロ2号機

1988年(昭和63年)登場の2-1号機「アメリカーナX2」(ユニバーサル)

 

★Aタイプ(フルーツゲームなし)

 

世界全滅打法は、手順通りにやっても肝心のリールが回らないので無理。

本機には、スロを覚え始めの1990年(平成2年)5月頃に遭遇した。

 

新宿・歌舞伎町の「日拓ビッグプレイ3」(パチスロ日拓)という小さなスロ屋の2階だ。「777」という赤いネオンが目立っていた。新台時期からは、かなり経過していたハズ。

 

現在、西武新宿駅前に「エスパス・タワー店」というデッカイパチ屋がある。このタワー店とマクドナルドの間には細い路地があるが、タワー店の開業よりだいぶ前には、路地の右側で「ビッグプレイ3」と「日拓3号店」がそれぞれ営業していた。また、靖国通りに面するタワー店の角地部分は、横浜銀行・新宿支店が入る「ジューキビル」という建物だった。

・西武新宿駅前「日拓ビッグプレイ3」(パチスロ日拓)跡地…現「エスパスタワー店」

 

この路地には、以前「勇駒本店」「勇駒2号店」「鮒忠」といった割烹料理店が並び、店頭で大海老なんかを焼いていた。

 

エスパス換金所がある角地も、当時は同じような海鮮料理屋だったハズだ。その隣では、怪しげな風俗店が営業。路地の両側には、日拓系のパチ屋が3軒(左側に「日拓2号店」)。

 

香ばしい焼き海老の香りの中、パチ屋をハシゴしていた事を思い出す。ネオンきらめく、味わい深い裏通りだったな…。

 

当時、「ビッグプレイ」の1F(壁沿い・コの字型に台が並んでいた)は客付きが良かったが、2F(コチラは横並びに設置)の方はハッキリ言ってガラガラ。

 

ただ、歌舞伎町でアメリカーナX2を置く店は当時ココしかなく、設定不問で適当な台を選んでいた。

 

兄弟機の「ファイアーバードEX」は、コマ劇前のパチ屋「ラスベガス」に置いてあったな。

ファイアーバードEX(瑞穂、2-1号機)

 

さて…

 

アメリカーナX2には、ビッグボーナスが終わると、90秒間「ゲームオーバー」状態となって、台のリセットができないという欠点があった。当然、その間はプレイする事も出来ない。

 

2号機時代には「4.0秒ウェイト」規制があったが、ビッグ中のウェイトカットが施された本機では、カットした分をまとめてビッグ終了時に持ってきた訳だ。ファイアーバードEXにも、全く同じ機能が存在した。

 

まぁ、ゲームオーバー時にジュースやトイレなどの用を足せば良いのだが、毎度毎度という訳にもいかない。ハッキリいって、手持無沙汰になるだけの無駄な機能といえた。

 

背後で鍵を持ってリセット(当時は台の手動リセットが必要)を待つ店員にも、コチラが気を使ったものだ。慣れた店員だと、ちゃんと頃合いを見計らってやってくるのだが…。

 

しかし、あんな「おバ〇機能」を、天下のユニバーサルがなぜ採用したのか?

 

(ボーナス確率)

        BIG   REG

設定1  1/303  1/327

設定2  1/264  1/292

設定3  1/234  1/256

設定4  1/221  1/240

設定5  1/215  1/199

設定6  1/215  1/199

★ちなみに、設定6のみ15枚役確率が高くなっている。

15枚役確率⇒設定1~5…1/20.5、設定6…1/14.7(結構な設定差がある)

 

(リーチ目)

リーチ目の基本は、「ボーナス絵柄の単独テンパイ形」である。小役とのダブルテンパイはNG。

 

また、中リールには7が二カ所あり、たとえ単独テンパイ形であっても、中リールの形に応じて「強い7」「弱い7」がある。

 

この辺り、兄弟機で配列が異なるファイアーバードEXと混同するケースもあった。

 

なお、左リールにチェリーが出現した時点で、ボーナスの可能性はない。

 

⇒左リール上段7(下段プラム付)の右下がりテンパイは、中リールの7がプラム付きなら鉄板目となる。

但し、上段での7テンパイは、プラムとのWテンパイとなる為、リーチ目にならない。

また、ここからの右下がり目でも、中リールがチェリー付き7だと、単独テンパイだがNG。

なお、中リール「チェリー付7」の3コマ上にはプラムがあり、ビタでの右下がり7テンパイは15枚役を否定している。したがって、たとえ「15枚役否定のボーナステンパイ形」でも、リーチ目とならないケースはある。

⇒中リール「プラム付き7」の右上がりテンパイは、100%の入り目。やはり、中リール7がチェリー付きだとガセる。

 

一方、7の下段テンパイは、中リール「チェリー付き7」で鉄板目となる。この辺りが、本機の面白い所だ。中リールが「プラム付き7」だと、ベルやプラムとのWテンパイとなり、リーチ目にはならない。

 

 

左がこの形でも、スベリを伴えばリーチ目になる。スベリからのボーナス察知は、結構多い。

 

BARの場合は、「上段、中段、右下がり」の各ラインに限り、小役とダブらない単独テンパイ形ならば、リーチ目となる。

 

但し、下段、右上がりラインでのテンパイは、たとえ単独テンパイでも思いっきりガセる。

 

★初心者の時期は、どの目がアツいかさっぱり分からずに打っていた記憶がある。左リールチェリー付7のテンパイから、右リールを真剣に狙ったり…まぁ、「若かった」という他はない。

 

この頃は財布にあまり余裕がなく、ヘタすれば5000円で資金切れとなる事すらあった。何とか安ゼニでビッグを揃えようと、毎プレイ目の色を変えてリールを止めていた事を思い出す。目押しの技術は、恐らく、この時期に養われたのだろう…。