(C)BUICHI TERASAWA 1996
1996年(平成8年)にオリンピアから登場した4号機「コブラII」
(ボーナス確率)
設定1 設定2 設定3 設定4 設定5 設定6
BIG 1/298 1/273 1/260 1/248 1/240 1/240
REG 1/630 1/630 1/585 1/565 1/512 1/381
ビッグ偏向型のスペックで、連チャン時のパワーはなかなかのものがあった。
寺沢武一の人気漫画(アニメ)とのコラボで話題となった本機。当時、パチスロのタイアップ機といえば、山佐の「ピンクパンサー」ぐらいしかなかった時代に、「オリンピア初のタイアップ機」として注目を集めた。
独特のフィルム調リールは、同じブラックリール採用の「JOKER」以上にインパクトがあったが、各絵柄の個性が強すぎて、悪く言えば「ゴチャゴチャ」感もあった(これは、賛否両論あろう)。
ビッグボーナス絵柄には、「赤7」と「サイコガンを構えるコブラ(黄7)」の2種類を採用。レギュラー絵柄は白い「COBRA」。その他、12枚小役に「アーマロイドレディ」と「クリスタルボーイ」、リプレイ絵柄に「ドミニク」と、コブラの重要キャラクターを採用。
リーチ目は単純なようで奥が深く、数多くのリーチ目・チャンス目が存在。ボーナス絵柄の一直線形は小役こぼしでガセる事もあるが、上段や右上がりは強い。ビッグボーナス絵柄の一直線目は、全ラインで鉄板。一直線形以外にも、谷型・山型・変則型など多彩な入り目がある。小役のWテンパイ形は、小役ハズレで入り目となる事が多く、ボーナスと小役のWテンパイは、小役ハズレで鉄板。特に「上段赤7テンパイ」は激アツで、単独テンパイならビッグ2確、小役とのWテンパイなら小役ハズレ目となる。左リールに「赤7・黄7」が同時に出た場合は、ハサミ打ちで対角にボーナス絵柄が来れば信頼度が高く、ハサミ2確目も多い。
ビッグボーナスが揃うと、リール全体が真っ赤に染まり、その状態でボーナスゲームを消化する。ただでさえ見づらいリールで、この演出はハッキリ言ってリプレイハズシの邪魔でしかなかったが、これがコブラの大きな「味」ともいえる。
なお、ハズシは中押し小役狙いで、リプレイテンパイ時には、左リールに「黄7・アーマロイドレディ・赤7」の赤7、或いは「チェリー・アーマロイドレディ・クリスタルボーイ」のクリスタルボーイを、それぞれテンパイラインに狙う(余裕は2コマ)。
★余談1…コブラIIと松嶋菜々子との意外な関係
反町隆史と松嶋菜々子が共演した人気学園ドラマ「GTO」(1998年)で、女性教師の冬月あずさ(松嶋)がパチ屋の前を通り過ぎるシーンがある。良く見ると、冬月の背後(右側)に「コブラ2」の新台入替ポスターが映っている。これは、ロケ用の小道具ではなく、実際のパチ屋のポスターが映り込んだ可能性が高い。
なお、ロケ地となったホールは、吉祥寺駅前の「オデヲン」(現・「オリエンタルパサージュ吉祥寺」)で、主役の鬼塚英吉(反町)が権利モノ「モンキッキDX」(奥村)を打つシーンも登場する。
★余談2…2002年に「コブラII」を実践した店について
2002年当時、私は東京・町田の「さくら屋」という小さなスロ屋で、沖スロ「シオラー30」(パイオニア、ノーマル)を連日打っていた。この店では高い勝率を上げていたが、明らかに回収と判る日には、町田から足を伸ばして他のホールに出向くこともあった。
そんな時、横浜線・成瀬駅南口で「ユーガ」(閉店)というホールを発掘、コブラIIと対面した事がある。この店には、同じオリンピアの「ナースファンタジー」や、「エニイセブン」(高砂)、「フローズンナイツ」(ユニバーサル)といった古めの4号機が置いてあり、パチンコでも「マジカルランプ」「モナコボート」(共に奥村)や「美女大集合2」(平和)などの現金機を設置。スロは7枚交換だったが、他で打てない台を置く貴重なホールとして、その後も重宝する事となった。
また、隣駅の相模大野から江ノ島線に乗り換え、長後駅東口の「ニューモナコ」(閉店)という店に「プチ遠征」した折にも、コブラIIと遭遇。こちらはスロ専(7枚交換)で、2号機「ビッグパルサー」(山佐)を筆頭に、「イブX」「フリッパー3」「エスプ」「レッツ」などのユニバ4号機や、「アラジンマスター」(サミー)などが、新機種に混じって並んでいた。
当時のホームグラウンドだった町田からさほど離れていない場所に、マイナー機のコブラIIを長く設置する店が2軒もあった事は幸運といえる。そういえば、同じ頃に相模大野の「ワールド」で打ったドリームセブンJrも懐かしいな…。
※追記…2002年当時の成瀬駅前ホールマップ
A…ユーガ、B…ジャンジャンパート2(地下)、C…クリーンナルセ、D…ジャンジャン
今度.青葉台のMAPも頼みますm(_ _)m