まにあっく懐パチ・懐スロ

古いパチンコ・パチスロ、思い出のパチンコ店を懐古する
(90年代のパチンコ・パチスロ情報がメイン)

ブルドーザーおじさんPART2(大一、ハネモノ)

2014-05-02 21:27:03 | ハネモノ

1990年(平成2年)に大一から登場した旧要件ハネモノ「ブルドーザーおじさんPART2」

 

★賞球8&13(始動チャッカーと役物内が13個戻しで、その他が8個戻し)

★最高8ラウンド継続

★ハネ開閉時間…オトシ0.5秒、ヘソ0.5秒×2

★大当り中は役物内に1個玉を貯留

★継続率は高め、平均出玉は約800個

役物内で鎮座するのは、「カールおじさん」などを彷彿とさせる、ドロボーヒゲの作業員だ。

通常時、このオッサンが操るブルドーザーのショベルが、一定周期で上下運動を繰り返す。

 

★兄弟機アリ(ゲージ構成、賞球払出し、大当り時の貯留開始タイミング等が異なる)
「ブルドーザーおじさんPART1」「ブルドーザーおじさんPART3」
※但し、盤面(セル)は全て共通


 

★現役時の実戦店…新宿・歌舞伎町、中央通り「モナミ」


(在りし日の新宿「モナミ」) 地下フロアのニューペガも懐かしい…。本機は1Fパチンコフロアの隅っこに5台ほど設置。91年の新要件初期、ニューモンロー(西陣)やサーカスIII(三洋)などの新台に混じって、細々と頑張っていた。

モナミの奥にもパチンコ屋らしき姿が見えるが、コチラは並びで営業していた「ニューセブン」(閉店)。当時、ハネモノは西陣の魔界組やマッハシュートなどを置いていた。

さらに、この通りを靖国通り方面(画面奥)に進んだ左手に、「パチンコ747」(旧「パチンコ金嶋」)という地下ホールもあり、91年当時のハネモノシマには、三共「ドッキリマンSPII」(旧要件機)などがあった。


本機のゲーム性は、釘の甘かった当初は、非常にシンプルで楽しめたイメージが残る。スロでやられて財布に小銭しかない状態から、運よくVを射止めて打止めまで持って行くことも。さらに、オトシやヘソに入っても13個の賞球が得られたので、ほぼ「オール13」の感覚で玉持ちも良かった。ただ、時が経つにつれてナキ、寄り共に悪くなり、オイシイ思いをしたのは短い間だった。

 

 

役物中央に陣取る「ヒゲオヤジ」が操るブルドーザーには、当たり前だが、前方に「ショベル」が付いている。通常時、このショベルは約3秒周期で上下運動を繰り返している。但し、ショベルが一番下に降りた時だけは、約0.5秒だけ静止する。

スライド式のハネに拾われた玉は、まず役物下段へと落ちる。この時、ショベルがちょうど下に来ていればチャンスで、タイミング良くショベルに拾われた(すくわれた)玉は、そのまま上部に運ばれて、上段ステージを手前に直進して中央Vゾーンに入賞する。

この時、玉とショベルの動きがピッタリ合う必要があるので、V入賞率はそれ程高くなかったが、いったんショベルに拾われれば、高確率でVに入る。逆に、ショベルに拾われなかった玉は、ほぼハズレ確定となる。なお、役物下段には、ショベルの方向に玉を向かい易くする(方向を変える)、小さな突起も付いていた。

 

大当りすると、ハズレ3カウント(orハネ7回開閉)までは、ショベルは通常時と同じ動きをする。ハズレ玉を4カウントすると(orハネ8回開閉後)、ショベルが下段の位置で静止したままになる。こうなると、停止したショベルの中に、容易に玉を1個貯留出来る。その後、ハズレ8カウント(orハネ16回開閉後)に貯留は解除され、ショベル内の玉は高確率でV再入賞=継続となる。

役物内の動きはシンプルでも、ヒゲオヤジのとぼけた表情や、ショベルに貯留された時の安心感など、打っていて楽しめる要素は満載だった。初当りこそ多少やっかいだが、一旦Vを当てさえすれば貯留も容易で、最終ラウンドまで継続させるのも難しくなかった。玉持ちも含めて、全体的なスペックは甘めだったといえるが、それゆえに、釘が絞られるのも早かった印象がある。

 


★余談だが、本機が登場した1990年(平成2年)という時期(私にとっての「パチンコ元年」)は、「工事」をモチーフにした旧要件ハネモノが多く出回っていた事を思い出す(当時の流行りであろう)。特に、道路工事I(三共)の設置はダントツであった。咥えタバコのオヤジが持つランマー型役物を使った「2段階貯留」を、数多くのホールで堪能したものだ。

平成2年のホールに並んでいた、「工事」をモチーフにしたハネモノ達

・平和「ブルドーザー」(1989年)
・三共「パワーフォークII」(1990年)
・三共「道路工事I」(1990年)
・大一「安全大一」(P1、P2)(1990年)
・大一「ブルドーザーおじさん」(P1、P2、P3)(1990年)
・京楽「コウジロウ」(工事郎)(1990年)

などなど…
          


大一「安全大一」
大当り中は、役物の作業員のオッサンの両手(ロボットのような手)に玉を貯留。

 


京楽「工事郎」(コウジロウ)
本機と同じく「ブルドーザー」(ショベルカー)のヤクモノだが、本機のような通常時のショベル上下運動はない。巨大なショベルは普段下がったままだが、大当りするとガバッと上に持ち上がり、ショベルの中に玉を最大3個貯留する。また、通常時や大当り中、Vゾーン両脇に「モグラ」が断続的に顔を出してV入賞をサポートするが、継続率はあまり高くない。かなりのマイナー機。