まにあっく懐パチ・懐スロ

古いパチンコ・パチスロ、思い出のパチンコ店を懐古する
(90年代のパチンコ・パチスロ情報がメイン)

素顔のままで

2016-09-03 02:43:25 | 90年代ドラマとパチンコ

歌手の中森明菜(51)が今年12月、東京や大阪、名古屋など
全国の7都市で「ディナーショー」を行うことになったという。

80年代のアイドル全盛期に青春時代を過ごした私からすれば、
こういう「復活」のニュースを耳にすると、大変嬉しく思う。

特に、彼女の場合、これまで様々な紆余曲折があっただけに、
「再び脚光を浴びて欲しい…」と、常々思っていたところだ。

(参考)
私がアイドルに一番ハマった1985年(当時中1~中2)、
世の男性諸氏を虜にした、人気アイドル一覧(抜粋)

中森明菜、松田聖子、河合奈保子、小泉今日子、菊池桃子、早見優、
岡田有希子、石川秀美、松本伊代、柏原芳恵、堀ちえみ、薬師丸ひろ子、
石川ひとみ、岩崎良美、荻野目洋子、斉藤由貴、中山美穂、本田美奈子、
浅香唯 武田久美子、伊藤麻衣子、辻沢杏子、橋本美加子 など

(個人的には「歌」なら中森明菜、「歌+グラビア」だと
河合奈保子に、もっぱら傾倒していた。近頃、河合奈保子の
人気が再燃しているとのこと。大変喜ばしい限りである。)


そういえば、一昨年の大晦日、「明菜、紅白で復活」の報せに接して、
こんな記事も書いた(新曲「Rojo-Tierra」で12年ぶりに紅白復帰)。

その時に、彼女が1990年代、女優としても活躍していた頃の作品で、
「素顔のままで(1992)」という人気の月9ドラマがあったと紹介した。
(安田成美と中森明菜のダブル主演で話題に)

特に、第4話「「気づかぬ想い」では、明菜演じるダンサーの月島カンナが、
彼女に想いを馳せる沢田拓郎(的場浩司)とパチンコを打つ場面があり、
当ブログ的に触れない訳にはいかなかった。
(ロケ地は、高田馬場「東陽会館」(現・TOYO104))


(C)フジテレビ


(C)フジテレビ

で、その映像を久々に見返した訳だが、以前気付かなかった、
ある興味深い事実を発見したので、皆さんに報告したい。

それが、コチラの場面である。


(C)フジテレビ

パチで調子よく出して、ドル箱一杯をジェットカウンターで流したカンナ(中森)が、
お菓子やビール、CDなど、景品をあれこれ物色する場面。これも、当時の東陽会館の
景品コーナーで撮影されたもの。

で、この一連のシーンをよく観察すると、カンナの背後で、トイレットペーパーや
ティッシュの箱、缶詰など持ちきれない程の景品を抱え、フラフラ・アタフタする、
帽子をかぶった作業員風の男性が、何度も映っている事に気づく。

これまで「単なるエキストラの人か」と思ってスルーしていたが、よく見ると、
米米CLUBのボーカル、石井竜也(カールスモーキー石井)その人なのである。

誰もが知る「ビッグネーム」の石井さんが、こんな見逃しそうなワンシーンで、
コミカルな端役でチャッカリ映り込んでいるとは、今まで全く気づかなかった。

だが、このネタ、当時のファンの間では、けっこう有名な話だったらしい。
石井氏はじめ「米米」のメンバーが、第4話の様々な場面でエキストラ出演を
果たしたとするネット情報は、意外に多い。また、出演者紹介のテロップでも、
その事実が確認できる。

(C)フジテレビ

なお、今更言うまでもないが、本ドラマと米米CLUBの関係については、
主題歌「君がいるだけで」と、挿入歌「愛してる」を彼らが歌っている。

という事で、上記パチンコ絡みの香ばしいシーンに、意外な「大物」が
エキストラ出演している事が判明した。さらに、そのパチ屋でマイク
パフォーマンスを行う従業員役を、米米メンバーの「リョージ」氏が
演じたとする情報もあるが、件の映像を見ても、同一人物かどうか私には
判断できないので、一応「そういう情報もアリ」としておく。

※追記(2016.10.4)
その後、本作のノベライズ版「素顔のままで」(角川文庫版、1995年)に
目を通した所、巻末で「解説」を執筆したテレビプロデューサー山田良明氏
(本ドラマを企画)が、米米CLUBのメンバーが「パチンコ屋の店員」始め、
様々な場面で「優秀なエキストラ」としてドラマを支えた、と言及していた。
したがって、例のパチンコ屋の場面でマイクパフォーマンスを行った店員が、
米米のメンバーである事は間違いないだろう。あとは「誰か?」が問題だが、
改めて映像を観察してみると、リョージ氏の若い時期の顔と重なって見える。
(「Kome Kome War」のPVなどを見ると、殊更そう思う。特に涙袋。)
また、同様の指摘をするネット情報も、多数確認済みである。したがって、
第4話でパチ屋の店員役で出演したのは、「リョージ」氏との結論に至った。
(追記終わり)


それからもう一点、明菜演じるカンナが持つ「景品」にも、注目して頂きたい。
彼女が抱えるのは、森永のスナック菓子「おっとっと」のジャンボサイズである。
(パチ屋の景品で、このテの「ジャンボ菓子」と出会う機会は、意外と多かった)

では、なぜこのシーン、わざわざ「おっとっと」が目立つように映しているのか?

こういう場合にありがちなパターンは、スポンサーである企業の商品を、
宣伝を兼ねてドラマに登場させる事であろう。1996年のパチンコドラマ
「グッドラック」(松本明子)を例にとれば、松本演じる鈴子(りんこ)と
メーカー営業マンの祐二(原田龍二)が、舞台であるパチ屋「飛鳥球殿」の
事務所で初遭遇する場面で、祐二が「ファイブミニ」をグイッと飲み干すが、
この商品を製造する大塚製薬は、当時のドラマスポンサーに名を連ねている。

だが、「素顔のままで」の当時の番組スポンサーを調べてみたところ、
「メナード」「P&G」「エステー化学」「日立製作所」「サントリー」
「キッコーマン」となっており、森永製菓はスポンサーに入っていない。
(キッコーマンのCMには、主演の安田成美も出演)

よって、「スポンサー」絡みの線は消える。ならば、現場の景品棚に
たまたま並んだ「ジャンボおっとっと」を物珍しく思ったスタッフが、
「絵になるから」と、カンナに持たせようと思いついたのだろうか?

そんな風に思いを巡らせていたら、ある重要な事実に気が付いた。

本作が放映された1992年、森永「おっとっと」のテレビCMに出演していた
芸能人は、誰だったか?そう、お笑いタレント「とんねるず」の二人である。
(昭和期から、長年「おっとっと」のCMに出演していた事で知られる)

そして、明菜と共にドラマの主演を務めた安田成美は、当時、とんねるずの
木梨憲武と交際中であった。1990年、写真誌に交際をすっぱ抜かれて以降、
二人の関係は芸能関係者のみならず、多くの人が気づいていたハズである。
(交際のきっかけは、両者が初共演した映画「そろばんずく」(1986))

つまり、安田と木梨の交際を「祝福的」に暗示すべく、現場スタッフが
「とんねるず=木梨」を連想させる「おっとっと」を、わざとカンナに
持たせたのではないだろうか?

無論、東陽会館の景品棚にたまたま置かれていた可能性もあるが、
それでも、他の景品でなく敢えて「おっとっと」を選んだ背景に、
そんな意味合いが込められていたのでは…と推測する次第である。
(なお、安田と木梨は、本作放映から2年後の1994年に結婚)


そんな訳で、「90年代ドラマとパチンコ」の当ブログの研究成果に、
また新たな1ページが追加された。今後も、さらなる調査を続ける。

 



1 コメント

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Unknown (いとまさ)
2016-09-06 13:07:19
中森明菜さんの復活は喜ばしいです。
パチンコ台の明菜はぜんぜん微笑んでくれませんでしたが・・
またパチンコ台で中森明菜が出るくらい
活躍されたらうれしいです。

明菜も好きだったけど、本田美奈子も好きでした。
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