向田邦子さんの【あ・うん】

おはようございます。

向田邦子さんの【あ・うん】を読みました。

　　

神社の【狛犬阿（あ）】と【狛犬吽（うん）】のようだと言われる

男二人の友情物語。のようで実は、

親友の奥さんを心から思っている男と、

それが分かって付き合っている夫婦の大人の恋のお話。

プラトニック・ラブと言うと何だか薄い感じですが、

本書は上品な人間愛を描いているんだな～と感じました。

～文中より～

『一番大事なことは、人に言わないものだ』

『逢いたい気持ちを押さえて、逢わないのが愛だということが判った』

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昭和初期の時代を感じさせる

奥ゆかしい心がしみじみと伝わってくる物語でした。