先日テレビで「恋愛専科」を放映するというので、楽しみにしていたのだが、見逃してしまった。この映画、ずっと前に見たことがあるが、またいつ見ることができるのだろうかと思うと、残念でならない。他愛のないアメリカの恋愛映画なのだが、バックに流れるカンツォーネ「アルディラ」の情熱的なメロディーと共に、妙に印象に残っている映画だった。原題は、"Rome Adventure"(ローマの冒険)で、イタリアにやって来たアメリカ人の若い男女のラブ・ストーリー。イタリアが舞台の恋愛映画と言えば、「ローマの休日」と「旅情」が有名で、特に後者はキャサリン・ヘップバーンの名作だった。「恋愛専科」は、この二作とは内容的には比べものにならないが、青春映画としてういういしさがあり、良く出来ていたように思う。
ヒロイン役は、スザンヌ・プレシェット。当時エリザベス・テーラーの再来と言われた新進の美人女優だ。黒髪でやや地味だが、清楚な可愛らしさがあり、小柄で日本人好み。しかも意外にグラマーで、ヒップ(骨盤)も大きく多産型の女性のように思えた。この映画で彼女はプルーデンス(慎重)という名前の控えめな女の子を演じている。女子大を卒業後、イタリアへ恋人探しの旅に出たものの、なかなか自分の殻から抜け出せず、書店でアルバイトをしている。しかし、そこは恋の街ローマ。イタリア人の中年男に言い寄られ、恋の手ほどきを受けたりしながら、次第に同じ下宿に住むアメリカ人の若い画学生に惹かれていく。彼には色っぽい恋人がいたのだが、すったもんだの挙句、彼女の恋は目出度く成就する。この画学生を演じるのが、金髪緑眼長身の美男子俳優、当時人気絶頂のトロイ・ドナヒューだった。今でも覚えているのは、野原でのデートのとき、猫じゃらしのような草でドナヒューがプレシェットの鼻とか脇の下とか、つまり性感帯をくすぐるシーン。
さて、この映画には余談がある。主演の二人が現実に電撃結婚してしまったのだ。そしてなんと数ヵ月後に離婚。その後、二人とも映画スターとしても落ち目なり、スザンヌ・プレシェットは、大女優エリザベス・テーラーの足元にも及ばぬまま、終わってしまう。
ヒロイン役は、スザンヌ・プレシェット。当時エリザベス・テーラーの再来と言われた新進の美人女優だ。黒髪でやや地味だが、清楚な可愛らしさがあり、小柄で日本人好み。しかも意外にグラマーで、ヒップ(骨盤)も大きく多産型の女性のように思えた。この映画で彼女はプルーデンス(慎重)という名前の控えめな女の子を演じている。女子大を卒業後、イタリアへ恋人探しの旅に出たものの、なかなか自分の殻から抜け出せず、書店でアルバイトをしている。しかし、そこは恋の街ローマ。イタリア人の中年男に言い寄られ、恋の手ほどきを受けたりしながら、次第に同じ下宿に住むアメリカ人の若い画学生に惹かれていく。彼には色っぽい恋人がいたのだが、すったもんだの挙句、彼女の恋は目出度く成就する。この画学生を演じるのが、金髪緑眼長身の美男子俳優、当時人気絶頂のトロイ・ドナヒューだった。今でも覚えているのは、野原でのデートのとき、猫じゃらしのような草でドナヒューがプレシェットの鼻とか脇の下とか、つまり性感帯をくすぐるシーン。
さて、この映画には余談がある。主演の二人が現実に電撃結婚してしまったのだ。そしてなんと数ヵ月後に離婚。その後、二人とも映画スターとしても落ち目なり、スザンヌ・プレシェットは、大女優エリザベス・テーラーの足元にも及ばぬまま、終わってしまう。