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今回は、メンバー4人ともが、それぞれのバンドをもち、リーダーとして活躍するかたわら結成したプロジェクトであるHOT SESSIONでのアルバム「 GRAND SLAM 」について聴きなおし、一言レビューします。
メンバーは、
古澤良治郎(ds)、古野光昭(b)、向井滋春(tb)。
技量・表現力・バイタリティに富んだアーティストたちが、楽しく、美しく、激しく、また、叙情的に奏でるそれぞれのオリジナル曲やスタンダードが展開する。
このアルバムを何度も聞き返しているが、飽きの来ないさわやかさに満ちている。
メンバーそれぞれの持ち味が集約して輝きを放って聴く人の心を引き付けてやまない。
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このアルバムの楽しみかたとして、バンドマンとしての板橋文夫さんという聴き方を、今回の聴きなおしで試している。
ソロ、デュオ、トリオはもとより、自身でも通称「板オケ」とよばれるジャズ・オーケストラを組織しリーダーを務め、過去数回クラシックのオーケストラとの共演もあり、強力なリーダーシップと強烈な個性を発揮する板橋さんだが、このアルバムではメンバーの一人として4本の梶棒のついた「カルテットみこし」を仲間と息を合わせてかつぎ、練り歩く姿がさわやかだ。
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古澤さんは、本年1月に、65歳の若さで、亡くなられた。
デビューの頃の板橋さんを励ましてくれたという、先輩であり盟友を亡くした時の悲しみは板橋さんのブログから伝わってくる。
もう、再結成はかなわない、貴重な記録である。
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