まず、このような映画を作ったということに対して、関係者に敬意を持った。 映画を見て「敬意」を感じるというのも、ストーリーへの感動とは別の心の働きを 自分の中に発見した。 史実として、明治時代の日露戦争を前にした時期に300名近くが命を落とした過酷な雪中行軍の 時をロケにより再現しているが、ロケ現場の厳しさを想像するに、企画が通ったことに対する驚 き、実際に作るように動いたという驚き、そして、作ったという驚きに感動する。 見て、良かったと思う作品であった。