高倉健が、高禄の武士を演じた作品を初めて見た。この作品の存在は今年の春ごろ知ったのだが、せっかく見るなら十二月十四日ごろと思って我慢していた。 もちろん高倉健は素敵だった。 歴史学者の試算では、赤穂遺臣の仇討には、おおよそ8000万くらいかかったであろうという。 赤穂藩は当時塩田からの収入でかなり豊かな蓄財があったということである。 貧乏藩の藩士には、同様なことが起こっても、このような「壮挙」はかなえることはできなかったであろう。 仇討から経済を考えるのも面白い。