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のほほん書斎(日高茂和)

(短歌)「ずっなか」こそが気持ちを語る

波止の絵に望郷の念湧きおこり「ずっなか」こそが気持ちを語る
・・・・・
五島弁を使った短歌ははじめて詠むのではなかろうか。辞書に載らぬ言葉であるから使うことはなく、これからもほとんど使うことはなかろう。
福江島にいたころ釣りをしたり散歩に行ったりした「常灯鼻」と呼ばれる江戸時代の消波堤を兼ねた灯台の写真がエックスに鮮やかに投稿されていて、懐かしさにせつなくなった。
「ずっなか」というせつなさ、胸に迫る思いを表す言葉を思い出して詠んだ。

◇見出し画像左側が常灯鼻。明治三十七年の日露戦争出征の時の写真である。
(実家の仏壇の引き出しに入っていたもの)
ここから近い石田城を築く技術でつくられており、堂々として美しい。
いまもこの写真と変わらない。
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