見出し画像

のほほん書斎(日高茂和)

(五島弁)つっきぶっ

◆つっきぶっ・・・シロサバフグ(魚名)

【用例】
A.そんフグは毒のあっとじゃなかっかな?
B.こんフグは毒はなかとよ。ツリ(釣り針)ば嚙み切るくらい歯の強かてん私だ「ツリ切りフグ」ん意味で「つっきぶっ」ち呼ぶとじゃんな。味噌しゅっにして食べればうんまかっぞ。

【一般語訳】
A.そのフグは毒があるんじゃないんですか?
B.このフグは毒はないんだよ。ツリ(釣り針)を嚙み切るくらい歯が強いから私たちは「ツリ切りフグ」の意味で「つっきぶっ」と呼んでいるんだよ。味噌汁にして食べればおいしいんだぞ。

※子供のころに父の友人の漁師さんから聞いた言葉です。鮮魚で流通しない魚です。素人には毒のないこのフグを見分けるのは危険なので、魚をよく知っている漁師さんたちしか食べていなかったのだろうと思います。彼は味噌汁にすると美味いと言っていたのを今でも覚えています。
これを書くにあたり調べたら、ふぐ産地の天ぷらなどの揚げ物材料等で需要はあるそうです。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「五島弁」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事