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のほほん書斎(日高茂和)

賞味期限はワタシが決める

食品に表示されている「賞味期限」について、生鮮はいくぶん気にするものの、生鮮以外の食品や調味料についてはそれほど神経質ではない。
信じるのは自分の目と鼻を主とする五感。印字は参考にして、どう日付が過ぎていようが「食べられる」と判断したら食べることにしている。
食品会社の人の話をラジオで聞いたことがあるが、密封されている食品や調味料は、賞味期限がいくぶん過ぎても「傷みはしないが風味は落ちます」と表現していたので、腹痛を起こしてのたうちまわることはなさそうだ。
食べ物を、粗末にしてはいけない。
何かのコラムにお医者さんが書いていたことに、まったくだと思ったことがある。
書いてあったことの内容は、人間には、そもそも目、口、鼻、触覚などで、傷んで食べられないものを見分ける力が備わっている。
その力がうまく使えない現代人が増えていて、お腹をこわして病院にやってくる患者がけっこういるという。
傷んでいるものに触れる経験も必要ですね。
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