そのほうが行き当たりばったりにならずに、ズズズズ・ズイ、と楽しめるからだ。
ジャズ方面は、還暦を過ぎてから、若手のサイドメンにレギュラー・トリオを交替して、
後進指導に貫禄を見せる、世界に誇る不世出のピアニスト板橋文夫さんのアルバムを、
デビューのころから年代順を目標に聞きなおしみようと思う。
それも、一枚のアルバムを何回も、何回もじっくりと聴き返すのだ。
昨年末に始めてから、今2枚目にはいったところだから、何ヶ月かかるかわからないが、
楽しみである。
時間をとって、当ブログの「一言レビュー」に感想を書いてみたい。
クラシック方面は、
一年発起の大奮発で、ラフマニノフ自演全集10枚組みを買ってしまったので、これを徹底的に聴く。
第二次大戦前の録音で、シャリシャリシャリシャリと音のするものもあるが、偉大な作曲家であり、演奏家である
ラフマニノフ本人の自演(オーケストラの指揮も含む)で聴くというのは、新鮮な感動がある。
ラフマニノフについては、学生のころから気になっていて、いくらか手持ちのアルバムも
あるが、幅広く曲が紹介されていないので、思いきってこの全集を仕入れた。
読書は、波佐見図書館の福田清人文庫という寄贈コーナー、に漱石の復刻本をはじめ、名作の初版復刻本がいろいろあるので、
まずは漱石を読んで見ようと思う。
漱石の作品は、岩波の新書版全集を学生のころにあちこちの古書店で買い求めたものをいまだに持ってはいるが、復刻本で読むと
いうのは、なかなか贅沢な楽しみ方である。
スローフードならぬ「スローリード」というゆっくりじっくり読む読み方も提案されはじめている今日このごろであるので、
旧漢字と旧かなづかいの、時代の空気と漱石の息吹やウイットを感じさせる用語や当て字の使い方、また、活字の大きさやかすれ
具合など、読むとともに、味わうという楽しみ方をするのも面白そうだ。
さーて、今年も濱の真砂は尽きるとも、お楽しみのタネは尽きないのである。
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