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のほほん書斎(日高茂和)

棚田探訪

先週末に、所用で長崎県波佐見町の鬼木地区に行きました。
日本の棚田百選に指定されている鄙の名所で、今は田植えの時期を迎えておりました。
小さな家一軒分ぐらいの面積の田んぼが幾層にも重なって、昔のひとの粒粒辛苦の跡がにじんでくるような景色です。
水が張られた姿と、美しく整然と積まれた石垣が、昔のひとの強固な意志と土地への愛を物語っています。
何よりも驚くのは、おそらく計算のうえに作られたのであろう、見事な水の流れと一定の量に水位を保つシステムです。
同行した地元で代々棚田で米作りを営んでいる方の話では、その美しい石垣を築くのに、専業の家があったといいます。
城郭の石垣が国を守る鎧であったように、棚田の石垣はすべての民の命をつなぐ鎧であったのだと感じ入りました。

コメント一覧

のほほん
うまいお米
波佐見の米は美味いです。山の方の田は、水もよいにでしょうね。
mitsuko
美しき・・・
同じ人の手が加わったものであっても 無機質な味気ないものになったり こうやって人々の生活に根付いた生活の糧を生み出す有機的なものになったり・・・



棚田の水をたたえた風景は、この時期だけにしか見られない独特の風景ですね。

晴れたらきっと空の美しさも写してこれもまたきれいだろうな~って想像します。



いつまでも残しておきたい日本の風景ですね。

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