上海帰りのリルです。

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解語花

2008-10-13 22:46:06 | From 東京
 『女たちの中国』見ました。

 玄宗皇帝が、楊貴妃を「気の合う相手」の意味で「解語花」と呼んだという話がいいなーと思いました。

 高校生のとき古文の時間に『長恨歌』を習ったときは、「やーねー、おじさんのくせに、若い娘にでれでれしちゃって。」と思ったものですが、

 玄宗は教養のある人だったので、きっと、お話も面白かったんだろうなー。なにしろ「解語花」だから、楊貴妃もそういう話を聞いて、ニコニコ笑ったんでしょうね。それが「回眸一笑百媚生」ってほどの笑みだもの、おじさんがメロメロなのも、しかたないのかも。

 私もライチ好き!それと、丸顔のところは、楊貴妃との共通点だわ。

 そうそう。京都の泉湧寺には、楊貴妃観音っていうのがあってね、私は、そこにお参りに行ったときに、美人お守りをふたつ、良縁お守りをひとつ受けてきました。

 良縁お守りは未婚の妹へ「玄宗みたいな人に会えますように。」と渡し、美人お守りのひとつは自分用に、もうひとつは、いっきゅうに「奥さんに。」と渡すとき、もう一言「必要だと思って。」とよけいなことを言ったら、「おねえちゃん、よく言えるよなー。」といっきゅうが怒ってました。小姑らしい冗談よ。ほほほ。

おちゃっぴい

2008-10-13 12:15:15 | From 東京
 古武道も茶道も探求するマイミクさんWanderingpoetさんが、「茶」のつく言葉について、日記を書いていらっしゃいました。

 ついでに「おちゃっぴい」について、たずねました。

 「おちゃっぴい」を辞書でひくと、以下のとおり。

 
大辞林 第二版より

(名・形動)

〔「お茶挽(ひ)き」の転〕

(1)(女の子が)おしゃべりで活発で、茶目っ気のあるさま。また、そのような女の子。
「―な娘」

(2)いくら働いても報酬がなく、割のあわないこと。
「御褒美を貰ふ時は親方一人であたたまり、此六蔵は―/浄瑠璃・神霊矢口渡」


〔「お茶挽き」の転〕とあるので、その「お茶挽き」とひくと、

芸者・遊女などが、客がなくて暇なこと。また、その芸者・遊女。

と、ありました。

 Wanderingpoetさんが調べてくださったのが、

「江戸時代、遊郭で客を取れない遊女がお茶を挽く仕事に回されていたから「お茶挽き」が「おちゃぴい」に変化したもの。おしゃべりでしとやかさに欠けている遊女は客がとれなかった。」

 これって…、おしゃべりで活発で茶目っ気のある=かわいいコは、色気がないので、客をとれなかったってことだよね…。

 あ、いえ、私が、今後、遊女になることはないし、舞台で遊女の役をやることになって、また、演出に「色気がない。」って言われて泣いたりすることもないと思いますが、上の文章を読んで、なんだか負けたような気になっているのは、どうしてだろう…。

 それにしても、おちゃっぴいの語源がかなり古くて、驚きました。

 そもそも「あのコおちゃっぴいだね。」なんて言葉を、昨今、聞かなくなりましたけれど。


 ※BGMは♪アブラマハリクマハリタカブラ…と、『魔法使いチャッピー』urlhttp://jp.youtube.com/watch?v=3dOXf4-Gei4