バルサとレアルの敗北について -その３-

両監督のインタビュー記事が流れてきた。夕刊フジは「試合終了直後には、チェルシーの関係者から『侮辱的な発言を浴びせられた』としてライカールトやロナウジーニョが激昂し、スタッフに押さえられるシーンもあった」と報じているが、事実かどうか興味を引かれる。

＜チェルシーFCのジョゼ・モウリーニョ監督＞
5分ごとに様相が変わっていく試合だった。後半は、互いに打ち合う形となった。ロベルト・フートをセンターフォワードとして投入しようとしていた矢先に、コーナーキックから得点が入ったので、センターハーフに変えた。息つく暇もなかった。試合が終わりでないことは、みんな分かっていた。バルセロナには、リーガ・エスパニョーラで優勝してほしい。もし、われわれが負けていたら、彼らにUEFAチャンピオンズリーグで優勝してほしいと思っただろう。メディアによって世界一と書き立てられるチームを打ち破ることができて、まさに天にも昇る喜びだ。

＜FCバルセロナのフランク・ライカールト監督＞
いくつかの個人的なミスの代償を払う結果となった。だが、われわれも試合を制するに足りるチャンスを作っていたことを強調したい。チェルシーは、カウンター攻撃を生かした。前半は、われわれが危険なエリアでボールを失ってしまった。ボールを大きくクリアし、自分たちもチャンスを作るべきだったのかもしれない。3-0となり、完全に混乱したが、その後になんとか反撃した。いい試合だった。オープンな戦いで、両チームともチャンスを作った。だが、あの終盤のゴールは痛かった。チェルシーの4点目が決まった後、選手たちにはピッチ上でまだ何かが見えていたかもしれない。だが、ベンチでは何も見えなかった。いい印象を与えられたと言えて良かったが、最終的には結果がすべてだ。