ユーロな日々

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ホームでは圧倒的に強いアトレティコ バレンシアを下す 〔リーガ28節〕

2005年03月15日 | 欧州2010-2003
激しいゲームだった。序盤でのただ一度のミスが勝敗を分けた。前半14分のアトレティコのコーナーキック。アントニオ・ロペスがいいボールを放り込むと、ゴール前でフェルナンド・トーレスがフリーになった。なぜかこの時バレンシアの守備は集中力を欠いたのだ。そしてトーレスはみごとに決めた。その後両者とも果敢に攻めたが、ゴールを割ることはできなかった。バレンシアはトーレスを、アトレティコはアイマールを激しくつぶし、終盤にかけてイエロー乱発の荒れ気味のゲームになったが、結局その1点でアトレティコが勝利した。ビセンテカルデロンではこんなに強いのに、どうしてアウェーでの成績がぱっとしないのか不思議だ。放映されるのは強豪相手ばかりだからいいゲームしか見てないのだろう。相手が強敵ほどアドレナリンがあふれ出て、素晴らしいプレーをするが、下位が相手だと気が抜けてしまうことがあるのではないか。でも見るのが楽しい魅力的なチームだ。レアルのひどいゲームを見たあとだけに、よけいにそう思う。
惜敗したが、バレンシアは悪くなかった。昨年の強いバレンシアを見ているようだ。モチベーションが飛躍的に上がっているのだろう。
この気合の入ったゲームを見て思ったのは、レアルはこのままズルズルと順位を下げるのではないかということだ。モチベーションを維持するのが難しいような気がする。CLの出場権も失い、いや、UEFAカップさへ出れないということも、まったく考えられないわけではない。それほど深刻な状態に思える。

【リーガ28節 アトレティコーバレンシア 1-0】