イラン戦完敗 水曜日は正念場だ 〔アジア地区２次予選〕

完敗だ。失点の場面はＰＫから。テレビカメラがとらえられなかったほど早いスタートで、放り込まれたボールを遠藤が跳ね返せず、見事なシュートで決められた。すぐにＦＫを蹴らせないよう、ボールの前に立って邪魔をするべきだったが、誰もしなかった。そこでああいうシュートを打つってくるのだから、やはりイランは力がある。それでも日本は福西の同点打で追いついた。玉田にかわった柳沢が競ってこぼれたボールを見事に叩き込んだのだ。そもまま分けることができれば最高だったが、後半３０分すぎに失点する。右を深くえぐられ、中澤が対応したが中に入れられた。いたのは加地と中田の二人。だがイランは狙い済ましたヘディングを決めた。恐るべき決定力だ。完敗。イランの力が上だった。
日本はほとんど組織的な攻撃ができなかった。これで勝てるわけがない。高原、俊輔、中田、小野の欧州組みの先発は失敗だ。

水曜日のバーレーン戦をどうするか。
今日のようなプレーしかできなければ、いくらホームとはいえ勝てる可能性は低い。もし落とすようなことがあれば、２次予選突破は難しくなる。
まさに正念場だ。

　〔アジア地区２次予選　イラン－日本　２－１〕