中江兆民は、ルソーの社会契約論を紹介した明治期の思想家です。
本書は、今でいう高名な政治評論家?である南海先生のもとを、進歩派の洋学紳士氏と守旧派豪傑氏が尋ね、お酒を酌み交わしながら天下国家を論じあうという設定で書かれています。
現代文訳の部分だけなら100ページ程度の本ですが、当時の政治思想の主要論点が織り込まれており、また、各人のやりとりが当世を感じさせる非常に面白い著作でした。
読後感については、また私のもうひとつのBlogでお知らせします。
具体的な感想のURLは、以下のとおりです。
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