続・笑う蜘蛛の糸

1969年生まれの私、
潮風太子が第2団塊世代特有の視点で書く
コッソリ系ブログです。

夏休みの宿題は何処へ向かうのか?

2018-08-30 02:35:02 | インポート

子供の夏休みも、ようやく終わる…
ウチのパソコンは夜遅くまで子供たちに占拠され、
なかなか、こうしてブログを書く時間が取れず、
書くのも一苦労。
来週からは通常通りに書ける
状況となれば良いのだけれど…

夏の終わりにこんな事件の一報が

宿題をやらない小6の次男に頭に来た、
母親が首を絞めて殴打虐待したというニュース。
一見すると単なる児童虐待のニュースに見逃されるところだが、
よくこの文面を読むと、
今のこの国の格差(差別)社会とその現状が、
こってりと記してあることに気がつく。
こういうところにこの国の本性が、
垣間見えたりする。

「母親」と書かずに、
あえて「工場作業員の女」という、
コトバを用いているところに、
ブルーカラー系への差別感情がみえる。
「会社員」でもいいのだから。
そして、これだけ読めば、
たいていの「日本人」なら彼女が、
DQN系のシングルマザーだと思うハズ。
「低学歴」&「定収入」みたいな。

ただ潮風太子的に読むとちょっと違って読める。
働けど働けど我が暮らし楽にならず・・・
毎日、毎日残業までやって更に、
休日も出勤しパートも掛け持ちしているかもしれない。
それなのに家に帰ったら朝からず~っとゲーム三昧の
バカ息子に、とうとうキレた・・・
ざっとこんなところか。

もっと書くと、この次男の「学業成績」も気になる。
おそらく勉強がデキナイ落ちこぼれ組の子ではないかと・・・
低く更に低い地べたの目線で書く。

とあるブログを拝読していたら、
こんな文面に出会った。



この論理でいくと上記の「工場作業員の女」は、
「親失格」いや「人間失格」ということになる。
いやチェックしたらキレた・・・といった方が正しい書き方か?

親が何を言わなくとも子供が素直に宿題やる子だったら、
なにも苦労はしない。
そういう子は勉強もデキる子。
なぜなら学校の宿題をサッサとかたずけないと、
「塾」の勉強ができなくなってしまうからだ。
要するに「富裕層」の子ということ。

貧乏な家の子でも勉強がデキる子はいる。
が、現実には殆どの場合、
親の収入と子供の学力が比例していることは、
文科省も認めている事実。
東大や京大、医学部といった超一流どころの大学に通う、
学生の親の収入や職業を見れば一目瞭然。
もうキレイ事を語るのはやめよう!

冒頭のニュース記事から、
今の日本の子育ての現状が読み取れやしないか。

次に夏休みの宿題について一筆。

まずは恒例の読書感想文。
我が家も苦労しました。
なんせ2人分ですから・・・・

親がこうしてブログやってるから、
子供もスラスラ文章が書ける!
と思ったら大間違い!
こういうのは「遺伝」しないコトがよ~くわかった!
まぁイライラする。

そこでふと考えた。
子供の宿題をいちいちチェックしている時間なんぞナイ!し、
そもそも自分にも文章を書くセンスが欠片もナイ!
ってな人たちが行き着く先となると、
「少しの金で解決できるなら・・・」という「裏道」。

そして「読書感想文 宿題」などとググってみたら、
まぁあるわあるわ読書感想文。

ご丁寧なコトにバレたときの反省文用。
なんてのもあるそうな・・・(笑)

中には、
これを売り物にしているサイトもあったり。
宿題ビジネス大繁盛ナリと。
しかし、さすがにというか、
とうとう「お上」が、
こんなコトを言いだす事態に・・・
宿題ビジネス禁止!(実際には自粛程度のハナシ)、
宿題は自分の力でやりましょう!と。

でもね。
こう言っちゃなんですケド、
実際に本屋で「本」を買わず、
ネットで「感想文」だけ買った方が、
安上がりだったりする皮肉。
メルカリで最安300円
「そのまま出せます」なんてのもあったり。
おそらくコピーものなのだろうが、
100人に売れば3万円ナリだ・・・

また、こんなモノも見つけた。

Photomath(フォトマス)なるアプリ。
スマホを「問題」にかざすと答えを、
即答で出してくれるアプリで、

しかも解き方の「式」まで出てくる優れモノ!
こういう単純な計算から微積分まで簡単ラクラク即答!

我々の世代だと「電卓」が、
画期的な計算マシーンだったものですが、
今やそろばんも電卓も不要。
そもそも、いちいち自分で計算する必要すら、
なくなってきたということですから。
なんのための「数学」なんだか・・・・

次に工作モノのハナシ。

昨年、例の牛乳パックで作った、
ポンコツロボット風貯金箱。
コインを入れるとベルに当たって「チ~ン」と鳴るという。
あのあと、他の子の作品を見たら、
まぁなんとクオリティーの高いこと高いこと!
ウチと同じ、「親父」か「おふくろ」が、
手伝って作っているんでしょうが、
それにしてもハイクオリティーな作品ばかり。
それに引き換えウチのヘッポコ貯金箱のみすぼらしさといったら・・・
ホント、穴があったら入りたいってな心境でしたよ親として。
あ~オレってなんて「ぶきっちょ」なんだろう・・・と。

と思っていたら、ウチの次男坊の作品が、
学年代表作品として「出品」したいのですが・・・と、
先生からお願いの一報にビックリ仰天!
なんでまた?と思いきや、
どうやら手作り感が「ピカイチ」だったとかで・・・

あ~なるほど、要するにヨソの子の作品は、
どっかで「売ってた」ヤツ・・・ということだったんでしょうな。
まぁPCでググれば今や簡単に裏取りできますもんね。

ということで今年。

また例によって次男坊はデザインこそすれど、
製作となると「父ちゃん助けてください」と・・・
自分でやれ!と一喝すると今度は、
本当に作業放棄・・・これまた困った。
ほっとけばイイ!と思うのは我々の世代の古い思考。

現代の教育現場は「提出物」で追評価するのが常識。
学業が悪ければ「提出物」で「加点」して帳尻を合わせる算段。
よって「提出物」がキチンと出されなければ、
無評価となってしまう現実。

ということで結局、今年も貯金箱を製作。

なんせ「ぶきっちょ」なんで、いい歳したオヤジが、
この程度のクオリティーが限界とは、
我ながら情けないが、これが現実。

それでもコインが25~35枚程度貯まると、
このようにコインが噴き出てくる仕組みのモノを製作。

構造自体は単純な構造ながら一応、
ちゃんと貯まる貯金箱の体をなすことができたことは、
我ながらちょっと自慢・・・・

とはいえ、このクオリティーではねぇ。。。
また笑われそうデス。

が、これまた今年も「代表作品」でもなろうものなら、
あ~なるほど・・・
今後は、あえて「ヘタクソにつくる」が攻略ポイントに、
なったりして・・・・

来年の今頃、
誤字だらけで支離滅裂な文章の読書感想文やら、
ヘタクソすぎる工作作品がメルカリなどで、
高額取引されていたら笑っちゃいますケドね。
「絶対バレない!完璧版」のキャッチコピーつきで。

となると、この日本の夏休みの宿題って、
一体何処へ向かおうとしていくのやら・・・

今一度改めて、
その必要性含め検証する時期に来たのではないか?
また来週。


コメント (2)
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