続・笑う蜘蛛の糸

1969年生まれの私、
潮風太子が第2団塊世代特有の視点で書く
コッソリ系ブログです。

実験的選挙区の選挙

2021-06-25 00:18:00 | 日記
また船橋イジリですかぃ?
そんな声が聞こえてきそうですが、
性懲りもなくもうひとネタ。

あれから北習志野駅に
祝・優勝千葉ジェッツふなばしの
横断幕が\(^o^)/
ようやく、
それらしい横断幕もできて、
あ~改めて日本一になったんだなぁ。
と思うのは私メやら、
千葉ジェッツブースターくらいで、
そもそも駅の利用客で、
この横断幕に気づいている人が、
どのくらいいるのやら。

ほとんどの市民は、
残念ながら千葉ジェッツに、
関心がナイ現実。
コレなんとかならんもんですかね。

それ以上に船橋市民が、
関心がナイ事象のひとつに、
「選挙」があります。
ここは本当に投票率が低い。
というか千葉県全体をみても、
「県民」自体、
選挙に興味がナイ印象。

逆に言うと、
それだけ平和な「県」
ということなんでしょう。
とも言ってられない気が最近・・・

遡ること5月のゴールデンウィーク、
大阪在住の親友Mに、
コロナお見舞いLINEを入れると、
「さすがに吉村(知事)でも、
どうにもならんわな」
と一大事にも拘らず、
パニックになったり、
ヒステリックになることなく、
マスメディア連日の煽りに対しても、
きわめて冷静な関西人が
数多くいるということに驚いた。
それだけ吉村知事に対する支持率が
高いということかもしれない。
「それより、
そっち(千葉)やらかしとるな」
と興味津々、冷やかし文体で、
面白おかしくネタを振ってきやがった。
これは千葉県知事選挙のこと。
「娘に聞いてYouTubeみたで」
ヤツのニヤつく顔が文面から浮かぶ。

森田健作(前)知事の功績といえば、
東京湾アクアラインの通行料、
通常料金
(普通乗用車)3140円のところ、
ETCだと800円という
破格の料金を実現したことと、
日本一高い初乗り運賃と揶揄される、
北総鉄道の料金を
(当時)初乗り200円を190円に、
値下げしたこと。
※現在は初乗り210円(一部310円)。
それとオートレース発祥の地、
船橋オートレース場を廃止したこと。
永井大介選手会長の直談判もシカト。
とっとと潰してしまえと、
最終決定したのは森田健作。
船橋オート廃止の件も、
以前書いたので、
ここで再び
ダラダラ書く気はナイものの、
やはりカジノやるくらいなら・・・
の思いはいまだに変わらない。
これらが彼の主な仕事だと県民は皆、
そう思っている。
あとは…やら、
余計なことは言わない、
あえて自分から仕掛けない、
なにもしなくても、
なんとかなるのが千葉県知事、
なんて心無いコトバを、
よく耳にした知事だった。

確かにキャラクターとして、
元気は良かったものの、
コロナ禍においては、
小池都知事、神奈川の黒岩知事、
埼玉の大野知事と比べると、
なんとも影の薄かったこと(笑)
殆どメディア露出が無かった。
それでも、なんとか、
千葉県はなんとかなっている。
となると当然、
こういう県は「狙われる」。

オレでもできんじゃね?と。

かくして森田健作知事が引退。
それに伴う県知事選挙が始まると、
案の定、
You Tube再生回数狙いの
トンデモ候補者が乱立。
千葉県史上いや日本の公職選挙史上、
最もカオスな選挙戦が行われた。
あまり詳しく書くと、
彼らの思うツボなので、
詳細書かないものの、
連日、地上波で、
このような政見放送が、
放送され続けた。
のちのちYou Tubeで、
これもアップされることを、
想定しての政見放送ネタ。
数種類のパターンがあること、
それもかなりの悪ノリぶり。
これを観た他県の人たちは、
当然、
千葉県をからかいたくもなる。

が、これらの事象に対して、
誰も怒らない。
というのも千葉県の県民性ナリ。

もっとも今だから書けることとして、
今から30年ほど前までの、
千葉県のある一定のエリアでは、
通称「爆弾」と呼ばれた現ナマ攻撃で、
選挙の票を「買い取って」いたのも、
公然の秘密だったもの。
一軒当たり一人〇万円という風。
なので選挙シーズンそのエリアの、
盛り上がりと言ったらもう・・・
そのエリアで
暮らす人たちに言わせれば、
「人にもの頼みにくるのに
手ぶらっちゃねぇべ」
これが当時の
「そういうエリア」で暮らす、
選挙民の「標準的」な考え方だった。
そういうエリアがあちこちにあったが、
それも今は皆無。
それに伴って、
選挙投票率も激減したことは、
書くまでもない。

そんな流れの中で、
今度は船橋市長選挙と、
船橋市議会議員補欠選挙(定数1)が、
20日に行われた。
相変わらずの低い投票率(28.88%)
ながら現職の松戸徹氏が再選。
船橋市の松戸市長とは、
前にも書いたがややこしい(笑)
これは、まぁ既定路線だったことは、
誰しもが予想していたこととはいえ、
問題だったのが市議会議員補欠選。

この選挙ポスター掲示板を一目して、
「なんだこりゃ?」と思った人は、
きわめて「常識」のある人。
おもに右側・・・
顔も名前もナイ政党名のみの、
ペラものポスター。
これに目がテン。

NHKから~の文言でピンときたら、
ココの住人の方確定です。
あの元船橋市議会議員だった、
立花孝志氏グループからの、
出馬だそう。

なるほどね。。。と。

党名の下に小さい文字で、
「党」としての考えが書かれていて、
これが事実上の公約ということ、
なんでしょうがこれまた、
NHK~はいつもの文面ながら、
動物愛護推進党だと、
動物さっ処ゼロ、動物虐待ゼロと、
市内に全国唯一競馬場が、
2か所もあるところで、
これは参ったなと・・・
HAGE党では、
薄毛であることを理由にした、
理不尽な差別の解消云々とあり、
「そんなに船橋市でハゲに対する、
差別なんかあったかなと・・・」
言ったら「このハゲ~」でお馴染み、
「豊田真由子(前衆議院議員)の出身地は、
船橋市だろ?」と返され、
「あるかもしれない・・・か」
と変に納得。
そんなこんなで先日選挙が、
執り行われ市議補欠選結果は、
介護福祉士の新人、
佐藤つぐみ氏が27276票で当選。
と常識的な結果になったが、
この選挙で驚いたことが、
もう一つ、
さきほどの選挙ポスターには、
立候補者の氏名も顔写真もなかったが、
いざ選挙で投票所へ行くと、
そこで初めて
「立候補者の氏名」を知る。
ということになっていてビックリ。

「ちゃんとネットには出てたよ」と、
あとで政治好きのマニアから聞いて、
「お楽しみ選挙かよ」と苦笑。
当然「あたり」の立花孝志氏は、
立候補してはいなかったが・・・
そこまで選挙に興味がなかったので、
今回の選挙にあっては、
いちいち候補者をネットで
チェックすることなく、
今回投票所へ行った、
ほとんどの市民もそうだったろう。

どうやら、
この選挙スタイル。
立花氏が今民衆が、
どういうことに関心があるか?
という公式アンケートの体で、
こういう方法をとったとのこと。
なるほどね。。。と。
よって当選しなくとも、
民衆の関心事というデータが、
「公式アンケート」によって得られたと。

さてその結果は・・・
動物愛護党の阿井健太郎氏が、
4399票で「トップ」。
次いで議席を減らします党・・・
最下位はHAGE党小島憲次氏だったが、
522票も入っていた。
この低い投票率を考えると、
やはりハゲ差別を感じていて、
これをなんとか政治の力で、
解消してほしいと、
「本気」で思っている人が、
市内に522人もいたという事実。
これに驚く。
これからは「カツラの見破り方」とか、
「メーカー別カツラの種類」などと、
冗談でも言わないようにしなければ。
でも潮風太子、
こういうハナシ大好きなんだよなぁ。
いやいやダメダメ!
いけませんいけません。
私、潮風太子、
ジェントルマンでなければ(^_^;)
はてさて、
日本の民主的選挙、
こんなんで良いのだろうか?
実験的にもほどがある。

ということで、
また次回にて。
コメント
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