東京オリンピック2020と、
コロナウイルスの非常事態宣言が、
同時に行われちゃうという、
祭りと疫病、
ここまで光と闇が極端な、
出来事を同時に体験するとは、
4年前の今頃、
誰も想像できなかったでしょう。
でもコレ確かに現実ナリで、
夢じゃナイと。
その上イソップ寓話の、
オオカミ少年のクライマックスに、
だんだんと似てきたような気が…
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ちょいと少し前のハナシ、
当方が勤務する社の別の営業所にて、
コロナ騒動が・・・
当初、
社の若手Sくんが感染と聞いて、
耳を疑ったが事実とのこと。
すぐさまホテルでの隔離療養に。
そのSくん、
2週間の隔離経過観察を終え
無事職場に復帰。
幸い職場でも
クラスターも発生せず、
感染者も確認されなかったことから、
かの職場と日ごろ交流の深い、
私メ含む当方職場の面々も一安心。
先日そのSくんから
コロナ話を聞くことができた。
彼の話によると、
まず38度チョイの発熱があったので、
風邪かと思い近所の内科へ。
そこで即、
例のPCR検査。
結果待ちで一旦帰宅すると、
その日の夜に陽性です!との連絡。
すぐに隔離ということで、
翌々日からホテルで隔離療養と。
不幸中の幸いだったか、
すんなりとホテルでの隔離療養。
ここから2週間の隔離経過観察。
家族も濃厚接触者ということで、
一応PCR検査を行ったものの、
幸い全員陰性との判定。
とはいえ自主隔離として、
Sくんの家族全員も、
2週間の自宅療養に。
さて、そのSくん、
とある市街地の、
某ビジネスホテルのシングルルームにて
隔離生活を丸2週間。
当初は2週間久々のんびり過ごすか・・・
などと呑気に構えていたというが、
外部への外出一切禁止、
コンビニに行くのも不可。
ウーバーイーツなどの出前も厳禁。
非常階段も厳重に管理されていて、
コッソリ脱出ができない状況。
毎日、
水とお茶と弁当が3食支給されるが、
あとはボ~っと過ごすだけ。
ちなみにコレ全額政府負担。
一切持ち出しはナイそう。
とはいえ、
スマホがなかったら確実に
鬱になっていただろうと。
脱走した人の気持ちが、
よく分かったという。
畳4畳ほどの部屋に3日も一人でいると、
隣のささいな音にも
ストレスを感じたりするようになり、
のんびり屋を自認するSくんですら、
次第に拘禁鬱状態に。
そのうち自分には、
味覚障害や咳など、
自覚症状が全くナイので、
絶対に大丈夫だと確信しつつも、
この建物自体が「感染者」で、
満室なワケだから、
実は一番危険なところにいるのでは?
と疑心暗鬼になっていったという。
結局、何事もなく無事2週間が過ぎ、
ホテル近くのコロナ専門と思しき、
病院にて医師の最終診断を受け、
晴れて「釈放」。
「結果的には2週間の
人間ドックだったじゃん、
仕事忘れて(笑)」と、
Sくんに話すと、
「いやいや、
それよりずっと中で思ったのが、
ホテルに2週間缶詰になるんですけど、
ベッドメイキングもなく2週間後に、
自分で清掃して退出ということなので、
その後、
消毒に入ったりするんでしょうケド、
コレってほとんど
人件費かからないし、
今どき珍しく、
2流ソコソコのビジネスホテルに、
全室満室のフル稼働で、
この先も当分の間、
早割ナシの満額利益ですから、
ホテルは内心笑いが
止まらないっすよ!
儲かってやがるなぁって、
絶好のビジネスチャンスですよコレ」
「そっちかよ?」と笑ったものの、
そういえば確かにそうだ。
仕出しの弁当屋もそう。
一日3食分365日満室のホテルに、
連日、利益率の高い「幕ノ内」か、
「揚げ物」の弁当を配送し続けると。
別にマズいとか高いとか、
クレームも一切受け付けることなく、
「ギリギリのお値段」にての提供。
これまた確かに、
最高の金脈を掘り当てたなと、
不謹慎にも思ってしまう。
案外コロナ禍で、
経済動いちゃうってのも、
あながちデタラメなハナシでも
ナイのかなと。
確かに飲食店の多くは瀕死状態も、
その一方で中には、
普段は入りにくそうなラーメン屋とか、
洋食屋やらがウーバーイーツとか、
出前館などで、
テイクアウトを始めた途端、
恐らく土日祝のピーク時でも、
10食程度しかでていなかったであろう、
回転率の店が、
それこそ1時間で、
20~30食近くのオーダー、
3,4時間では都合40~60食と、
行列のできる店レベルの注文数に確変。
これにより繁忙期の時間帯だけ、
時給の安い高校生を雇い、
テイクアウト要員補充にて、
対応するほど…
というハナシを、
最近よく聞くようになったのも、
また事実。
そんな部分が、
表だって見えてしまうが故に、
このコロナ禍の危機感も
オリンピックの喧噪と相成って、
薄まってしまっている、
ということなのだろうか?
ところで、
かくいう私、潮風太子ですが、
実はいまだに、
ワクチンを打っておりません。
それどころか、
いまだに予約が取れない状態と。
3週間後の予定まで
含めての予約となると、
これがまたまた難しいんですな。
その上、
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最近の若い人たちが言うように、
後発のノババックスのワクチンの方が、
効果があるのなら、
そっちまで待ってからの方が
イイのかなぁ?
とも思ったりして。
「いや、これもまた迷うよねぇ」
なんて、お気楽に話していると、
そこに現れた、
ミャンマー出身のA女史曰く、
「日本のワクチンは全然安全な方!」と。
「でも、このワクチンだって
本当に効くかどうか怪しいけどね」
と返すと。
ミャンマーでは今ほとんどの人が、
「ワクチンを打たない」
と言っているいう。
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「軍に抗議して?それとも
中国製のワクチンが嫌とでも?」と、
ネットで得たニワカ知識丸出しで、
聞けば、
「違う違う!テロリスト
(現軍事政権のことを、
一般民衆はそう呼んでいるとのこと)のワクチンは、
何が入っているか分からないから
危ない」そうだ。
「それに中国のヤツは、
古いフォーミュラだから」
と要するに型落ちの、
在庫処分モノのワクチンが、
ミャンマーに大量に、
入ってきているということか。
そんな話を聞くと、
日本人はそこまでワクチンを
国家による大量殺戮の道具とまでは、
疑っちゃいないので、
まだ幸せな方ということか。
先述したSくんのハナシの続き。
「どこで感染したかは、
何となくわかった?」
と聞くと、
「感染していたであろう期間のときは、
ガッツリ仕事していた時期なんで、
家との往復の通勤電車かバスとか・・・」
!!!
それかエレベータのボタンや、
自販機のボタンなどとなると、
それこそ飲食店での感染云々
などというハナシでは、
既になくなっている、
ということではないのか?
「幸い僕はデルタ株
じゃなかったみたいなんで、
良かったみたいですけど、
デルタ株だともっとヤバイ
対応だったらしいんすよ」
とホッとした表情で話すが、
いや待て!
ということは、
更に感染力倍増のデルタ株が、
このようにして、
公共交通機関での移動などで、
ごく日常的な状況において、
市中感染を始めてしまったとしたら。
いや、もう既に・・・?
((((;゚Д゚))))
真夏にお馴染み、
稲川淳二の怪談話より怖い。
酷暑なのに冷や汗・・・
ゾッとするハナシ・・・
どうなる?
この先のニッポン?
そして我々平民たちの運命は?
熱中症とコロナウィルスには、
くれぐれもご用心のほど!
ではまた次回にて。