師走突入で多忙に拍車が
かかっておりますが
なんとか更新しなければ(^_^;)
つい先日たまたま
かのホリエモンと作家の百田尚樹が
対談してる動画を見る機会があって
面白そうだったので
移動中スマホで観ていたら
堀江貴文曰く
自身の売れる本の条件について
10年ぐらい前に書いたネタを
今改めて書くと売れる…
と大変興味深いことを
言っていたので
当ブログで10年ほど前に書いた
ネタのことをふと思い起こしてみた。
10年ほど前に書いた際に、
ソコソコのアクセス数があったネタ…
町工場のネタにするか…
バスのネタにするか…
どちらかといえば
タイムリーな方にするか…
ということで前回で最終回とした
バスのネタを
コッソリ復刻版にして最新版として
ホントかな?と試しに一筆。
小ズルい手法にて悪しからずm(__)m
ソコソコ長編なので要点端折りながら
お読みいただければと
日本にバスが走り始めてから
今年で120年を迎えた。
当時は今と違い
クルマは貴重な乗り物だったので
さぞかし「バス」は民衆から
崇められるような存在だったハズ
それから120年経過した今。
「バス」の位置はどうだろう?
これまでも当ブログで
バス業界の現状と問題点を
たびたび指摘記事として
書いてきた。
が、残念ながら結論だけ書くと
旧態依然の状況どころか、
懸念視してきた事案が
やはりというか
当然の結果というか
問題点と絶望的課題となって
明らかになってきたと同時、
いよいよ深刻な問題に
なって来てしまったようで。
まず最近良く報道されるように
なってきた運転士不足問題から
潮風太子風地べたの目線にて
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これまで長いこと
タクシーの助手席側、
バスの前方出入り口付近に
運転士の氏名を表示することが
義務とされてきたが
今年の夏から氏名表示義務が
廃止され今後は各社の判断に
委ねるという法律が施行された。
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今やSNS全盛の時代。
ちょっとしたことがクレーム
となったりして
それが単なるクレームで終わらず
動画まで撮られようものなら
それがSNSで全世界に拡散されたり
ネットストーカーたちからの
攻撃対象となるなど
令和現代における
個人情報プライバシー保護の
観点からも氏名表示は
もはやリスクでしかなく
とうとう時代に
そぐわないシステムに
なってきたということらしい。
そうでなくとも
路線バスの運転士の平均賃金は
約400万円程度…などという
報道を見る聞くにつけ
さんざん以前から指摘してきた
高額な大型2種免許取得費用に加え
取得して就職したとて
時間不規則にしてストレスフルな
仕事環境も加わり
割に合わない仕事という
悪いイメージがすっかり
定着してしまったコトで
若い人の成り手が
なくなってしまった。
むしろトラック系の仕事の方が
確かにキツいとはいえ
今やバスより待遇よく
高給なのは
業界の常識となりつつある。
皮肉なことに
運送業の方が当局からの
マークがキツくなった為だ。
とにかく走って稼ぐ!
がこの手のクルマ業界に
身を置く者の基本的心得。
よって技術のある運転手は
もっぱら給与、労働条件、
待遇のイイ会社へ行ってしまう。
大型二種免許ならバス会社負担で
免許を取得する方法もあるよ!
と言いたい「一見」の方の意見も
あろうが、
このシステムの問題点については
以前さんざん長々書いたので割愛。
潮風太子の地べたの目線のみで書く。
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かくしてバス運転士の高齢化と
ともに運転士不足問題が表面化
してきたという流れ。
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そこでバス会社は
ドライバー不足解消の
切り札として
バスの自動運転化に期待を寄せ
ついに実証実験を開始!
などというニュースが
嬉々としてチョイチョイ
報道されるようになった。
が、
潮風太子からすると
いい大人がこんなモノが
本気で活躍すると思っている
ということに
異常さを感じずには
いられない。
さまざまな現場の人たちの意見を
総合して判断した結果から
私はそう結論づける。
まず運行速度が遅すぎる点。
我が国では鉄道とバスの
定時運行は当たり前という
認識が老若男女ごく一般的。
ところが
我が国のバスの客層は
この先確実に
ヨボヨボの老人ばかりなので
自動運転のバスでは
乗降に時間がかかりすぎる。
というのも
自動運転となると車内外の
確認のセンサーが完璧に
条件をクリアできなければ
発進できない仕組み。
運転士の目視ならOKでも
機械はそれ以上の条件を要求する。
運転士が「座席におかけください」
と一言いえば済むハナシも
機械音声の言うことなど
まぁ聞くまい。
なんせ年寄りは
耳が遠くて当たり前。
そして
競馬のゲートのごとく
全員完全「体勢完了」でないと
スタートできない…
良くも悪くもやはり、
心ある人間の言葉の
イントネーションと
機械的音声の
伝わり方の違いなんて
子供でも解りそうなものだが…
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次に客層が皆ロボットみたいに
機械的なモノフォニックアニマル
ならば何ら問題もなかろう。
しかしリアルな世界では
そう単純にコトはいかない。
例えてベビーカーで乗車する人、
車椅子の障がい者の人は
自動運転でどう対応するのか?
どうやって乗せるのだろう。
車内に「苦情処理も担当」の
常駐スタッフがいるというが(笑)
だったら運転士不必要論との
整合性がなかろう…
車内での座席スペースの確保や
車椅子の固定作業は当たり前のこと。
乗車に難儀するバス停での
停車位置の確保から乗降の際の
臨機応変な対応等々…
さてどうする?
なかなか前に進まぬバスとな。
欧米では近くにいる人たちが
車椅子の人やベビーカー、
老人、妊婦と判断すれば
即座に条件反射的に反応して
一斉に手伝うのが
常識なのである程度は
この問題はクリアできそうに
ナイでは無いが
我が国の事情は違う。
世界の常識は日本では非常識。
バス乗務員のマニュアルでは
どこのバス会社でも同じ、
大手も中堅も同じ。
どうしても困難な場合を除き
車椅子やベビーカーの乗車は
基本乗務員だけで対応すること。
乗客の方が
手伝った際に負傷するような
事案になるケースもあるので、
できる限り協力を求めない。
というのが一般的。
そもそも乗客とて関わったことで
トラブルに巻き込まれた挙げ句
裁判沙汰にまで
なりかねないので
誰も進んで関わろうとすることは
ナイこと実際に電車やバスに
日頃乗ってみればわかる。
これが我が国の現実だ。
それに加え平均的な
日本人の気質についても
書き加えておこう
日本人ほど時間にうるさい
民族は地球上にいない。
確かにそうだろう
腕時計平時着用率の高さは
皆の知るところ。
とにかく時間にうるさい。
というか厳しい。
絶対時間厳守なんて
日本語独特の表現で
Keepは厳守ではナイ!
そう考えていくと
路線バスの日常的実用化は
失礼ながら絶対にナイ!
が、今日も無駄な研究に
必死に勤しむ悲しき人たちが
大勢いることを知ろう。
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なんて記事を書いている矢先
こんなニュースが…
それ見ろと。
小型のバスを時速20キロ程度で
チンタラ走ってソレかぃ?
はてさて大型バスの運行は
何世紀あとになることやら。
それこそ自動運転バスこそが
慢性的渋滞の大原因
になることは必至。
少し考えればわかろうに…
前述した件に少し戻して。
運転士のなり手がナイという問題。
これも地方と都市部では
事情が異なるコト案外と
知られていないようなので一筆。
地方の場合はとにかく
運行本数も少なければ
乗客数も少ないので売上げも
当然…よって収入も当然…
バス運転士の平均年収が
約400万円とネット記事から。
これも地方ではそれ以下。
というハナシ
ところが都市部では
この平均400万円という金額、
規定運行通りで合法就業時間
においての金額というのが
都市部バス会社では常識という。
はて?どういう意味か…
都市部では乗客数は連日
一定数いるのは皆さんも
ご承知のところ。
となるに
公共交通機関の重責を担う
バス会社各社は
休日出勤者でなんとか
運行本数を確保することとなる。
それができなくなれば運休だが、
これはあくまで最終手段。
とにかくなんとかしようとする。
これが日本のバス会社。
ほとんどのバス会社は
これも散々書いてきた
世間の常識とは到底かけ離れた
異常勤務を是認してでも
定時運行を確保しているのが
実態で、
そのカラクリについては
何度も既出ネタなので割愛。
よって年収400万円ではない人が
多数存在しているのだが、
その実態が明らかになると
皆にとって都合が悪くなるので
必要悪的に黙認されている実態。
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ときたま運悪く
大きな事故が発生した際、
実は…の「問題発覚」というのが
お決まりのパターンでもある。
ならば人材をどんどん入れれば
イイ話かと思いきや
冒頭にも少し触れたが
今や我が国は超先進クレーム大国。
なので運転士の採用基準が
現在、人員不足とはいえ
意外にも厳しいそうで。
それこそ今から
30年くらい前には
当たり前のようにいた
ザ昭和のようなガラの悪そうな
いわゆるトラック野郎上り
みたいな人は、
まず採用しないという。
例え運転技術がピカイチでも。
むしろ大型車運転未経験でも
愛想がイイ人材を求めるという。
ところが採用したとて、
元々受験者も少ないことに加え
普通オートマ免許の弊害もあって
基本的な運転技術すら難アリやら
比較的高齢での入社では
初任給の安さに失望した上に
ソコソコの給料を取る為とはいえ
未経験で実働残業80時間超えを
毎月当たり前にやるこの業界の
異常さに辟易して早々に
あるいは研修段階でFADE OUT
してしまうケースが後をたたず、
これもまた現実という。
むしろこの先、
残業80時間規制の法律が
施行されれば
稼げなくなってしまうので
もはやココには用ナシ
とばかりに比較的若い層の
運転士の大量離脱もありえる。
残業制限法律無視の
モグリの運送屋の乱立すら
起こりかねない事態なのだ。
大手が出来ない仕事を
請け負うので
当然ギャラも高くなる。
こんな調子で期待の新人を
年間10人程度採用したとて
1年で1人か2人残れば御の字
これが現在の都市部のバス会社
での現状と現場のドライバーたちが
口を揃える。
定年者は大手バス会社では
毎年どこの営業所でも
5~10人はいるとのこと。
そりゃ運転士不足になりますわな。
しかし高齢者の免許返納を!
なんて国は言う。
増え続ける高齢乗客にも
対応できなくなる。
かくして運行本数減便を順次
行って対応しようというが
5分に1本が10分に1本、
10分に1本が20分に1本、
20分に1本が30分に1本
30分に1本は1時間に1本…
しかも本数減で乗車率はアップ
これはバス会社にとって朗報。
しかし実際には
お年寄りばかりで満員…
車椅子やベビーカーの乗客も
年々右肩上がりの上昇一途。
当然トラブルも増える。
夏場は地球沸騰化で
かつて経験したことなナイ
酷暑の中でバスを
今までより10分長く待って
ヨロヨロとしながら
高齢者ばかりで超満員のバスに乗る…
イライラしながら。
それこそ地獄絵図そのものだ。
果たしてこれで良いのだろうか?
もはやバス運転士という職種は
もう10年もしないうちに確実に
「絶滅危惧種」となる。
超高齢者を中心とした
大量バス移動難民問題が
社会問題となるのも時間の問題。
そこで今度は
ライドシェア制度なる
白タク復活とな?
バカも休み休み言えである。
かくして結局、
やることなすこと
バカな政治家と
アホな役人のしでかしたコトが
ことごとく裏目に出た。
という歴史的結果だけが残った。
今一度改めて考えてみたい
バスに乗る前に知っておくべきこと。
そして最後の最後に
コッソリ目につかないよう
少しだけ触れておきたいのが
外資ファンドが日本の鉄道各社を
いよいよ狙い始めているコト。
まるで長編企業小説の如し。
さて、どこの大手マスコミが
どのタイミングで
この手の禁断の大ネタを
どういう形で取り上げるか…
興味深くニヤつきながら
コッソリと観察しようかと。
来年あたりから、
大変な話題になるやもしれぬ。
さてアクセス数は増えるかな(笑)
いやいやこの先もいつも通り
数人の住人の方向けに
コッソリ書いてまいります
今回は試しに・・・
ということにてお許しのほど
m(__)m
ではまた次回。
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