しぶしぶ、お世話になるSK病院に到着。
心臓カテーテル手術で有名な病院だけあって、専用の受付窓口があります。
数分後、そのまま検査室へと誘導されました。
...前日検査を行った患者が退院していないので病室にはまだ行けないらしいです。
レントゲンが必要な他の患者さん達とは途中で別れ、一足早く検査室へ。
クラーク※のお嬢さんに更衣室へ案内される。
(※各科にいる事務職員のことをそう呼ぶのらしいのだが、なぜか病院内で一番かわいいワンピースの制服を着ているのであります。)
「ひげさんは足からなので寝間着タイプのものを着用してください」
クラークさんは棚に積まれていた病衣から一番大きいものを選んでくれました。
「それと下着はパンツのみでお願いします」
「えっ?パンツはいてていいの?」
てっきり丁字帯を着用するのかと思いこんでいた僕。
せっかく紐がなが~い丁字帯を探して持ってきのに~。(笑)
ま、これはこれでラッキーと思いつつ着替える。
「ひぇ~!」
外来のクラークのお嬢さんにに何度も念を押して大きいサイズがあるかを確認したにもかかわらず、
心配していた通りに一番大きいサイズの病衣でも前がちゃんと閉まらなかった。
立っている分にはまだいいのだが、座ると胸毛があっちこっちからぼーぼー。(笑)
仕方がない、今日はこれで行くしかない。
血圧測定したのちに看護師さんによる問診が始まる。
一通り検査の説明されたが、気になる剃毛については全く触れない。
意を決してこっちから聞いてみた。でも恥ずかしいから小声でね。
「毛はいつ剃られるんですか?」
看護師さんも小声で、
「剃りませんよ。」
と言ってくれた。
この病院では現在心臓カテーテル検査のために剃毛は行わないとのこと。
「YES!!」
まるで宝くじにでも当たった気分。
この数日間そのことで悩んでいた自分がバカに思えた。
でもすぐに新たな問題が発生。
「おしっこ出ますか?」
「出ますけど?」
まさか...
「足から検査する患者さんでおしっこいっぱい出る方にはおしっこの袋を付けさせてもらうんですが...ひげさん、どうします?」
腎生検の時入れたことあるとは言え、その時は全身麻酔で意識がない状態の時の話。
素面の状態でひげJr.に管を入れるなんてあり得ません。
...入れるのすんごく痛いらしいし、
...かと言っておしっこ出ないわけでもないし。
僕が返答に困っていると、
「検査後でもいいですのでしびんじゃ出にくいっていう時はおしえてくださいね」
どうやらMUSTではないようだ。
一安心。
「足からの患者は時間がかかるので一番後ですから、ぶらぶらしていていいですよ」
と言われたんで、セクシーな寝間着姿で散歩へ。
「でも売店でおやつとかは食べないでくださいね」と出掛けに看護師さんがチクリ。
「どきっ」
ぶらぶらしつくした後、携帯を置きに控室に戻ると、
「ひげさんたぶん呼ばれましたよ。」
だって。
「えっ~?」
剃毛の恐怖が消えたとは言え、まだ心の準備ができていなかった僕。
「ひげさ~ん」
やっぱり僕の番。
ついに呼ばれてしまった。
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