筑紫の国から『花つくし日記』

福岡から情報発信の山野草・庭の花などをテーマにしたブログです。
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万葉集/巻4-0758 自然を詠んだ歌【雲】

2024年08月14日 | 20.万葉の花鳥風月

万葉集には、山や川などの自然を詠んだ歌が多いようです。
万葉集に詠まれている
日本の美しい自然が長く残っていくように」
と願っています。

今日、紹介する自然を詠んだ歌は、【雲】です。

万葉集/巻4-0758  作者/大伴田村大嬢(おおとものたむらのおおいらつめ)
白雲(しらくも)の  たなびく山の  高高(たかたか)
              我(あ)が思(おも)ふ妹(いも)を   見むよしもがも

【意味】白雲たなびく山ほど高く 爪先立ってわたくしが
  待ち遠しいと思うあなたに 逢う方法があればなあ

 ※「白雲のたなびく山の」〈高高に〉の序詞。
 ※「高高に」副詞。爪先立って待ち望むさま。
 ※「見むよしもがも」逢う方法があればなあ。〈もがも〉願望。

万葉の時代の自然季節感は今の私と今の自然・・・
 「日常生活で、どんな小さな自然気づくことがあれば」
 万葉時代の豊かな自然に触れられる感じがしますよ。

※写真は、Canvaのフリー写真素材を使用

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