万葉集には、山や川などの自然を詠んだ歌が多いようです。
万葉集に詠まれている「日本の美しい自然が長く残っていくように」
と願っています。
今日、紹介する自然を詠んだ歌は、【雲】です。
万葉集/巻4-0758 作者/大伴田村大嬢(おおとものたむらのおおいらつめ)
白雲(しらくも)の たなびく山の 高高(たかたか)に
我(あ)が思(おも)ふ妹(いも)を 見むよしもがも
【意味】白雲たなびく山ほど高く 爪先立ってわたくしが
待ち遠しいと思うあなたに 逢う方法があればなあ
※「白雲のたなびく山の」〈高高に〉の序詞。
※「高高に」副詞。爪先立って待ち望むさま。
※「見むよしもがも」逢う方法があればなあ。〈もがも〉願望。
万葉の時代の自然季節感は今の私と今の自然・・・
「日常生活で、どんな小さな自然気づくことがあれば」
万葉時代の豊かな自然に触れられる感じがしますよ。
※写真は、Canvaのフリー写真素材を使用
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます