二刀流 (羽生結弦と大谷翔平)

大谷翔平のMLBの試合の感想

TWPで200IPを目指すのは無意味

2023-06-05 | エンゼルス
23/06/05(月) 06:39 Orange County Register Jeff Fletcher エンゼルス、大谷翔平に次回登板までの休養日を延長へ 
https://www.ocregister.com/2023/06/04/angels-to-give-shohei-ohtani-extra-day-of-rest-before-next-start/ (Deep L翻訳)

> エンゼルスは、大谷翔平選手に今シーズン初めて1日の休養を与え、これまでのイニング数を大きく上回る可能性があること、また、最近の投球内容が良くないことを考慮し、先発させることになりました。
  フィル・ネビン監督は、エンゼルスが火曜日からのシカゴ・カブスとの3試合をタイラー・アンダーソン、ハイメ・バリア、リード・デトマーズに先発させる予定だと日曜日に語った。
 大谷は金曜日のシアトル・マリナーズ戦に登板する。前回の登板から6日間の休養となる。大谷選手は、雨天中止で3日間の休養をとった以外は、すべて5日間の休養で先発登板していた。
  以前のシーズンでは、エンゼルスは大谷を6試合ごとに起用していたが、2023年は6日ごと[中5日]に登板させるように変更し、マウンドに立つ回数がやや多くなった。
 最初の12試合の登板を通して、71イニングを投げており、これは180~200イニング [+8.4~20.5%] のペースである。2022年はキャリアハイの166イニングを投げている。

 ネヴィンは、「彼は、今まで行ったことのない場所にアプローチしている。『今、彼に1日余分に時間を与えるのは良いことだと思った。』」

  大谷を後ろに追いやることで、エンゼルスは1つの先発を失うことになる。
 彼は、7月8日(土)のオールスター前の最終戦と、7月14日(金)のオールスター後の初戦に、通常の休養で登板する予定だったのである。
 これでエンゼルスは、大谷を7月3日(月)か4日(火)のサンディエゴ戦で前半戦の最終登板とすることができ、後半戦の前にシーズン半ばの大きな息抜きをすることができる。

  また、この動きは、大谷が2022年ほど良いピッチングができていない時期に行われる。大谷は、最近7試合で5.02を記録するなど、防御率3.30を記録している。
 エンゼルスはまた、ローテーションに移ってから2試合連続の好投を見せたバリアをマウンドに戻せるようになった。バリアは10イニングで1失点している。


23/06/05月) 19:01 日刊スポーツ エンゼルス大谷翔平「究極の二刀流」へ200イニング登板命令 休養優先し中6日で9日先発へ https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202306050000997.html

 エンゼルス大谷翔平投手(28)が「究極の二刀流」を目指す。
 次回登板は中6日と間隔を空けて、9日(同10日)のマリナーズ戦に決まった。ネビン監督は、大谷に200イニング登板をさせたい考えで、そのために休養を与えることが狙い。
 昨季両リーグ通して8人しか達成者のいなかった数字に、打者でもプレーしながら到達すればまさに鉄人となる。
 「1番DH」で出場したこの日のアストロズ戦は、同点の8回2死一塁で右翼フェンス直撃の決勝適時二塁打を放った。

   ◇  ◇  ◇

  日本ハム時代を含め投打二刀流11年目となる大谷は今季、とてつもない記録に挑むことが明らかになった。次回登板は中6日の間隔を空けて9日(日本時間10日)のマリナーズ戦に決定。
 ネビン監督は「ショウヘイを含め、全員にもう1日(調整期間を)与える」と休養を優先することを明かし、「(登板を)1回犠牲にするが、彼も理解していた。
 我々としては、キャリアで初の200イニングを投げさせたい。余分に休みを与えるのは、今がいい」と語った。救援陣に不安があるだけに、大谷にはできるだけ長いイニングを任せたい考えだ。
  200回登板は、一流先発投手の勲章のひとつ。特に分業制が進んだ近年は達成者が減り、昨年も両リーグ合わせて8人しかいない。
 キャリア初めて規定投球回に到達した昨季の大谷も、投球回数は166。打者で出場を続けながら、200投球回に達すればまさに鉄人の所業となる。
  ローテ変更により、8日(同9日)に実現する可能性のあったカブス鈴木とのメジャー初対決は、来季以降へ持ち越しとなった。

 ◆日本人投手の投球200回 過去5人が計10度記録。野茂は96年の日本人最多228回1/3など、1人で4度マークした。13年の黒田、ダルビッシュ、岩隈を最後に過去9年は出ていない。
              大谷は昨季の166回が日米を通じて自己最多。

 ◆メジャーの200回登板 昨季はアルカンタラ(マーリンズ)の228回2/3を筆頭に8人。日本人投手ではダルビッシュ(パドレス)の194回2/3が最多だった。21年は4人。
             短縮シーズンの20年おらず、19年はバーランダー(当時アストロズ)ら15人で、現DeNAのバウアー(レッズ)は3位の213回を投げた。


  この監督の発言により、今季エンゼルスが残留可能性の見込みがない大谷を、使い潰す、しゃぶり尽くす、酷使することが明白になりました。 
 今季ここまでのエンゼルスの戦力や戦いぶりを見ても、ポストシーズンを勝ち抜く力はありません。我々ファンが願うのは、エンゼルス最終年での成績よりも、彼の健康です。
 TWPを選択した時点で、MVPやサイヤング賞などの賞レースで、累積的な成績の関係で大幅に不利だというのは、最初から明らかです。(従って「量より質」が問われる)
 エンゼルスはどうあがいても5割前後のチームであり、2016年以降、7年連続で負け越しているチームです。このような負け犬チームに大谷翔平という不世出の才能を壊してほしくない。
  
  登板日を一日ずらしても、DHでの試合出場数を減らさない限り、休養やリフレッシュには絶対なり得ないでしょう。
 baseballsavantによると大谷投手の「BB%」は昨季81パーセンタイルだったのが、今季ここまで56パーセンタイまで、激減しているのに注目してほしい。[50パーセンタイルが中央値]
 彼本来の球種の多さや決め球の威力による組み立てが、全く活かせない苦しい現況に目を向けるべきです。
 
  実は休養を与えたくても、与えられないのがエンゼルスの打撃陣の現況です。
  Troutはキャリアで見ても長期不振に陥っており、Rendonが早く戻ってきて連日出場しない限り、大谷に“おんぶにだっこ”の状況です。
 大谷が好調でも、後を打っていたRenfroeの成績下降も痛い。WalshもMLBレベルの打撃成績ではない(一塁手としてもスタッツ的には守備の上手い選手ではない)。
 奇手の大谷1番起用は、3番起用よりも明らかに負担が大きい。4回打席が回るのが通常ですが、打線が好調ならば、5回回ってくる事が多くなるでしょう。
 
  登板日一日ずらしは、実際、休養効果はほとんど意味がなく、オールスター前後でより余裕を持った登板日になるというだけですね。
 以前のスケジュールは「これは無理だろ」というような鬼畜の所業でした。本当に怒りしか覚えませんね。エンゼルスという球団には。
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