二刀流 (羽生結弦と大谷翔平)

大谷翔平のMLBの試合の感想

大谷翔平のワーストシナリオ

2023-05-10 | 大谷翔平の移籍先
 これは日本メディアなどで報道されて、よく知られたことですが、エンゼルスはトレード期限以降の大谷選手のノベルティグッズを制作していない、配布する計画がないそうですね。
これは当然です。エンゼルスが大谷選手をトレード移籍させる可能性が極めて低くても、移籍した選手のノベルティグッズは配布できないし、廃棄せざるをえない。
 違う報道では、アナハイムスタジアムの球場内の広告契約は最低3年だそうです。[2018、2019、2020]でワンパッケージだとして、「2021、2022、2023]で今季が最終年です。
大谷選手が移籍したら、2024年以降、日本企業がエンゼルス球場内に日本向けに出す広告は、無価値になります。(理由:エンゼルスの試合など誰も見ない)

 エンゼルスにとって、“金のなる木”である大谷翔平との実現性が極めて低い契約更新は、どうしたらいいか? どのようなシナリオがあるか?

 結論からズバリいいますと、大谷翔平のFAの価値を下げる、つまり、選手起用で酷使させ、怪我で長期離脱させる ことです。
そんなバカな!? と思われるかもしれませんが、

1.FA移籍先となる他球団にとって、30代前半から30代後半の高額のFA長期契約となり、怪我で今季離脱した場合、FA獲得の正当性、モチベーションが間違いなく下がります。
 他球団にとって、FA獲得から手を引かせれば、大谷選手が怪我で今季離脱しても、元からポストシーズンが難しいエンゼルスにとって大成功なのです。

2.大谷翔平自身に、「(怪我で) チームに迷惑をかけた。エンゼルスでもう一度やり直したい」という間違った思いを抱かせること。
 大谷選手はチームプレイヤーであり、最も献身的な選手です。万一、FA権を放棄して、居心地の良いチーム残留を選択すれば、エンゼルスにとって大勝利、日本人にとっては大敗北です。
 
  仮に今季怪我で長期離脱した場合でも、世界一“野球に人生を捧げている”人間である大谷翔平との契約を望む球団はいるでしょう。彼の選手としての価値、広告価値は代替不可能だからです。
 移籍先の球団は、新たに複数の日本企業との条件の良い契約を獲得し、1億2千万人の新規ファンを獲得します。
 現在、大谷翔平はベースボールのアイコンであり、母国である日本だけでなく、親日の台湾や反日の韓国ですら巨大なファンベースが存在します。

 現在、エンゼルス球団は“勝利”という美名のもとに、チームの休息日に関係なく、大谷翔平を「中5日」で、わざわざ先発を組み換え出場させています。(同じ扱いはSandovalのみ)
すでに3月末に開幕してから、一ヶ月以上、41日、37試合が経過しましたが、この間、チームが大谷翔平に休息を与えたのは、わずか 2日のみ です。

 今季重要なファクターが他にもあります。

・WBCで、シーズン開幕以前に1ヶ月程度、最高レベルの負荷がかかっている。(大谷翔平は出場した選手最長の決勝まで、二刀流で戦った)

・時短目的で試合に導入されたピッチクロックは、今季、投手を苦しめている。(特に先発投手、高齢投手)

・FA権前の最終シーズンで、ポストシーズンに是非、出場したい、という思い。

 怪我をするリスクは、そこかしこに転がっているわけです。
 
  エンゼルスは、大谷の性格の良さや献身性を悪用して、大谷を使い潰してもいいわけです。
 大谷が怪我で離脱した場合、短期的には興行価値が損なわれるが、FA移籍の価値を損なわさせ、エンゼルスの利益となるのです。
 陰謀論のように聞こえるかもしれませんが、大谷選手がチームに残留するには、それしか可能性がないわけです。
 今季、エンゼルスが万一、ワールドシリーズで優勝しても、大谷残留の芽はありません (長期的な“常勝球団”が求められるので)。
 
  大谷選手の試合ごとに一喜一憂している人も多いでしょうが、今季、無事、健康で、コンディション良く過ごしてほしいと願っているファンも、また多いのではないでしょうか。
 確か、ダルビッシュ選手がドジャースに移籍した際、「こんなに簡単に点が入るんだ」と驚いたコメントを残していましたよね。
 大谷選手は他球団に移籍するほうが、酷使による怪我のリスクが減り、選手寿命が伸び、通算成績も向上するのは確実です。

  また、MLB最悪のオーナーの一人である守銭奴アルテ・モレノに、日本人や日本企業の関連収益を与え続けるのは、腹立たしいことこの上ない。
 彼は少なくともFA移籍で金を使っているじゃないか、という擁護する人もいるかもしれませんが、高額長期のFA契約は、元が取れなければ、チームとしての負債になり、
 年俸総額を圧迫し、チーム編成に長期の悪影響を与えてしまいます。(エンゼルスはこの例で枚挙にいとまがない)
  別の例では、カネを出さないオーナーだと、球団経営は“頭”を使うしかなくなるので、遅かれ早かれ、それなりに上手くいきます。
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